斑入りのバナナ!ムサ・アエアエの育て方とは?

斑入りのバナナ!ムサ・アエアエの育て方とは?

ムサ・アエアエバナナという種類の観葉植物を知っていますか?

細長い葉に、白い斑が入った様子は、まるで天然のカモフラージュ柄。希少なムサ・アエアエバナナの育て方をまとめてみました。

目次

ムサ・アエアエバナナ(ムーサ・アエアエバナナ)とは

斑入りのムサ・アエアエバナナ

ムサ・アエアエバナナはバショウ科バショウ属のバナナの1種です。希少種とされ、観葉植物としてほぼ流通していないムサ・アエアエバナナ。

原産地は不明ですが、発見されたのはハワイです。

ムサ・アエアエバナナは、かつて、ハワイ王朝の王族のみが独占していた貴重なバナナだったといわれています。バナナの木を所有することももちろん、実を食すことも王族のみに許されていました。一般の人が木を見ただけで罰せられることもあったのだそうです。

ムサ・アエアエバナナの基本情報

王族が独占したくなるほどのムサ・アエアエバナナ。

ムサ・アエアエバナナの特徴は、白い斑(ふ)の美しさにあります。葉の緑色の地に、白い色が溶けるように広がる様子は、たくましさと繊細さが入り交じった印象の美しさです。

斑が入るのは葉だけではありません。青いバナナの実には、細長く縞状に白い斑が入ります。

バナナの木に実がついている様子を見たことはないでしょうか。ムサ・アエアエバナナは、たわわに実る緑の実すべてに、薄く刷毛ではいたように白い筋が入る、不思議な見た目をしているのです。実が熟すと黄色くなるのは一般的なバナナと同じです。黄色く熟すと、斑の色は薄まります。

属名のムサ(Musa)は、ローマの医師・A・Musaに敬意を表してつけられたといわれています。

品種名のアエアエ(Ae Ae)=ハワイ語で「髪が早く白くなる」の意味です。おそらく、葉や実に入る斑からつけられたものだと思われます。和名では、斑入りバナナの呼び名があります。

ムサ・アエアエバナナの花言葉は、「あたたかい心」「強い思い」です。

ムサ・アエアエバナナはなぜ希少種なのか?

門外不出のバナナだったムサ・アエアエバナナは、ハワイでも珍しい品種だとされており、日本でも大きな株は数株しかないようです。沖縄や富山など、大きな熱帯植物園で見ることが出来ます。

希少種である理由は、栽培が難しく、量産出来ない点にあるようです。

耐寒性は10度前後とされていますが、熱帯原産の植物として、さほど珍しい特徴ではありません。

開花や結実の時期は周年可能とされているのですが、そこまで育ちあがりにくい性質の弱さがネックとなっているようです。

一般的に、斑入りの植物はあまり丈夫ではありません。緑単色の葉より葉緑体が少ないことで、葉が日光に負けやすかったり、生長に時間がかかったりするなど、うまく育つ環境を整えるには、クリアしなくてはいけない条件も多く、栽培が難しいことが多いです。

斑が発生するメカニズムは、まだ研究段階であり、はっきり解明されていないといわれています。斑の発生には遺伝子異常や、ウイルスの影響も関連しているとされています。それでも、現在流通している斑入り植物は多くあり、ある程度固定化されて大量に生産することが出来ているのが現状です。

葉にも実にも斑が入るムサ・アエアエバナナは、まだわかっていないことが多い植物だといえそうです。

流通はほぼしていないものの、ムサ・アエアエバナナはコレクターのあいだで広く認知されている植物です。熱帯植物を扱う専門ショップでも常に売り切れ状態。出品数は少ないですが、ネットオークションでも高値で取引されている様子から、注目度の高さがうかがえます。

ムサ・アエアエバナナの育て方

観葉植物ムサアエアエバナナの育て方

日当たりを好みますが、斑の部分は日差しで葉焼けをおこす場合があります。

用土は、水はけのいい酸性の土壌を使って育てます。バナナ全般、肥沃な用土を好みます。肥料をあげることで、株を大きく育てることが出来ます。与え過ぎてしまうと斑がきれいに入らず、緑の面積が多くなるため、肥料は葉の様子を見ながら量を調整します。

根の生育は早く、詰まり過ぎると斑が傷んでしまうため、植え替えの際には根を大きく切り戻します。

バショウ科の観葉植物

ムサ・アエアエバナナも属するバショウ科には、人気の観葉植物も存在しています。

ストレリチア

極楽鳥花としても知られるストレリチア。まっすぐ伸びた柄にスマートな葉をつける、スタイリッシュな観葉植物です。ストレリチア・レギネ、バード・オブ・パラダイスの別名があります。オレンジや紫の混じったトロピカルな花は、フラダンサーの衣装に使われることも多いです。

オーガスタ

幅の広い大きな葉をゆったりと垂らすオーガスタ。販売されている名前から、ストレリチアと混同されることも多いですが、葉の特徴が異なります。別名はストレリチア・ニコライ。日本ではあいにく花がつきにくいですが、自生地では白い可憐な花を咲かせます。花の様子から、ホワイトバード・オブ・パラダイスとも呼ばれます。

旅人の木

バナナに似た大きな葉を、何本も扇状に茂らせる旅人の木。まるで1本のうちわのように広がる様子はオブジェのようで、見応えがあります。和名でオウギバショウ(扇芭蕉)とも呼ばれています。

まとめ

手に入りにくく、かつ栽培も難しいとされるムサ・アエアエバナナ。立派な温室のある植物園でも、実をつけるまで20年近くかかったといわれています。植物園に行く機会があったら、ぜひ実物のムサ・アエアエバナナの美しさに触れてみてください。

斑入りのバナナ!ムサ・アエアエの育て方とは?

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