熱帯植物の育て方は?気を付けたいポイントや種類をピックアップしてご紹介

一般的に知られている観葉植物の多くは、熱帯原産の「熱帯植物」だといわれています。

熱帯植物とは、いったいどのようなものなのでしょう。どのような環境で育ち、どんな特徴を持っているのでしょうか。

目次

熱帯植物とは?

ジャングルを想像してみてください。気温と湿度が高く、蒸すような草いきれの中で、重なり合うように葉を広げた植物がダイナミックに茂っているイメージ。日本でいえば、屋久島の大自然が近いかもしれません。

熱帯植物とは、熱帯~亜熱帯の環境で自生している植物全般を指します。

熱帯雨林のようなサバイバル環境で、日の光や生育場所を少しでも多く確保するため、植物はさまざまな形で工夫し、生きようと順応してきました。葉を大きく広げるもの、他の植物にからみついて生長するツル性植物や着生植物、湿った環境に適応したシダ植物。

同じ「熱帯植物」のカテゴリーの中でも、独特の形状や変わった生態を持つものが数多く存在している所以は、それぞれが育ってきた環境にあります。

「観葉植物」=ほぼ「熱帯植物」

地球上に存在している植物の約7割は、熱帯~亜熱帯原産であるといわれています。

人が暮らすのに最も快適とされているのが温帯です。熱帯植物の原産地は、高温多湿であることが多く、過酷な環境で生き抜くポテンシャルを秘めているものばかりといえそうです。

熱帯地域

世界地図の赤道付近にあたるエリアです。通年の平均気温は20℃以上で、最も寒い時期でも18℃を下回ることがほぼありません。年中高温で湿度の高い熱帯雨林気候、乾季と雨季のメリハリがあるサバナ気候があります。熱帯には、アメリカ大陸中部・アマゾン川流域・インドネシア・ポリネシアが含まれます。

亜熱帯地域

温帯地域の一部、もっとも熱帯に近い地域を指します。平均気温20℃を越える月が、1年の中で4~11ヵ月ある地域です。日本では、四国や九州南部・沖縄などが亜熱帯に含まれます。

花のきれいな熱帯観葉植物【3選】

気温の高い場所で咲く花は、鮮やかな発色をしたものがとても多いです。つやつやの葉を鑑賞するだけでなく、ご自宅できれいな花を楽しんでみてはいかがでしょう。

グズマニア

硬く細長い葉がきれいな放射状を描くグズマニアは、パイナップルの仲間。熱帯雨林で、他の木の幹にくっついて生長する着生植物の1種です。きれいな赤や黄色の花苞を頭頂部につけます。濃い緑の葉と苞のコントラストがとてもきれいです。

苞が色褪せても、次々と新たな子株をつけることから、「理想の夫婦」という花言葉がつけられています。

グズマニアは、一般的な観葉植物とは水やりのポイントが異なります。グズマニアは、根から水を吸う機能がありません。土からではなく、株元の筒状の部分に溜まった水を吸います。水は株にかかるように与え、生長期にあたる5~10月は常に水を蓄えた状態にしておきましょう。寒くなると水を吸う力が弱くなりますので、筒の底にやや水が溜まる程度におさえます。通年、こまめな葉水で株周りの湿度を保ってあげるようにするとよく育ちます。

ハイビスカス

夏の日差しに負けない鮮やかさで花を咲かせるハイビスカス。ビビッドな色合いだけでなく、白や薄いピンクなど、優しいカラーも人気があります。和名ではブッソウゲ(仏桑花)です。

花言葉は「繊細な美」「新しい恋」。花が1日で終わることにちなんだ言葉だと言われています。

日当たりを好みますが、真夏の蒸し暑さと直射日光は苦手です。30℃を越える日は、明るい日陰に移してあげましょう。

水切れに弱く、水分が足りないとつぼみが落ちやすくなります。土が乾いたら水をたっぷり与えます。夏場は朝と晩にあげるくらいでも大丈夫です。アブラムシ予防のため、1ヶ月に1回程、スプレータイプの予防剤を葉や幹に噴霧してあげるのがおすすめです。

プルメリア

ハイビスカスと並び、南国の花としてよく知られるプルメリア。甘い香りが特徴的で、コスメやフレグランスにもよく用いられる花です。

花言葉は「気品」「恵まれた人」「日だまり」。

枝や幹はやわらかい多肉質で、水分をため込む性質があるため、比較的乾燥に強い特徴があります。葉や枝を切ると、切り口から白い樹液があふれるように出てきます。かぶれることがあるため、手についたらすぐに洗い流しましょう。

暖かい季節にはどんどん新しい葉を出します。霧吹きで葉水をして、葉の色つやを保ってあげてください。植木で売られているのは幼木ですが、育てて1m程になると、花をつけるようになります。プルメリアの花は、6~10月くらいまで見られます。

まとめ

植物の持つ性質には、どのような環境で育ってきたのかというバッググラウンドが大きく影響しています。植物それぞれの原生地を知ることで、たとえ再現は出来なくても、過ごしやすい環境づくりに気をつけてあげることが出来るようになります。

育てている植物、これから育てたいと思っている植物について、ぜひ情報を集めてみましょう。特徴を知り、理解が深まることで、より親近感がわくことまちがいなしです。

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