レックス・ベゴニアの育て方

「ベゴニア」という名前を聞くと、ガーデニングの寄せ植えなど、「花」をイメージする方が多いのではないでしょうか。ベゴニアのよさは花だけではありません。個性的な葉を持つレックス・ベゴニアについて、今回はご紹介していきます。

目次

ベゴニアの基本情報

赤道近くを中心に、熱帯~温帯気候の地域に広く原生するベゴニア。現在見つかっているだけでも、2,000以上の品種があるといわれており、新しい種類も次々と発見されているようです。

ベゴニアは、花が美しいことでも知られていますが、近年は葉の観賞価値の高さにも注目が集まっています。葉の形や模様・質感など、バラエティに富んだ外観が特徴的。茎がまっすぐ立ち上がる木立性のもの、球根をつくるもの、横に這うように生長するものと、さまざまな株姿の中から選べるのも魅力のひとつです。

ベゴニアの花言葉は、「愛の告白」「片想い」。これらは、花ではなく葉の形に由来した言葉です。

葉がハート型をしていることから「愛の告白」、葉脈を中心としたときに形がアシンメトリーなことから「片思い」とつけられたといわれています。

レックス・ベゴニアとは

葉に特徴を持つベゴニアの中で、代表的なものは、「レックス・ベゴニア」。原種のベゴニアを複数かけあわせてつくられたグループの総称です。

レックス・ベゴニアは、葉に色や模様が入る品種です。ぐるりと渦巻きのように入った斑、緑地にグラデーション状に入る紫や白、秋のもみじのような赤と、色彩も鮮やか。レックスと呼ばれるグループ同士での品種改良も盛んになっており、世界中で多くの品種が生み出されています。

花を見ることも出来ますが、華やかな葉に比べるとやや大人しめな印象です。葉と葉のあいだにのぞく小さな花は、控えめでやさしく、趣きがあります。開花は主に夏頃です。

レックス・ベゴニアは、耐陰性があり、多くの日光を必要としません。また、空中湿度を好むため、透明のケースの中で栽培されることも。這うように横に伸びる根茎性であれば、あまり丈が高くならず小さく仕立てることが出来るため、テラリウム・パルダリウムにも向いている観葉植物です。

レックス・ベゴニアの育て方

明るい日陰で育てる

自生地では、薄く木漏れ日が差すようなやや暗い場所で生育する植物です。強い日差しに当たると、葉が焼けて傷み、外観を大きく損なう可能性があるため気をつけてあげましょう。

通年、明るい日陰で育てるようにします。窓辺であれば薄いカーテン越し、屋外に出す場合は日陰がおすすめです。蛍光灯や間接照明のみでも生長します。ストレスなく読書が出来る程度の明かりで大丈夫です。間延びするようであれば、様子を見ながらやや明るめの場所に移してみましょう。

15~25℃がベスト

レックス・ベゴニアが最も生長する快適な気温は、15~25℃が目安です。極端な暑さや寒さは苦手で、人間の適温とほぼ同じくらいの気温を好みます。

35℃を超える気温では生長しにくくなるため、夏場は出来るだけ涼しい場所で管理します。冬場は10℃で問題なく越冬できます。霜に弱いため、肌寒くなったら室内に置くようにしましょう。

通年、15℃前後を保てると、生育が安定して葉の色を保つことが出来ます。

葉水をしつつ、土は水やりしすぎない

空中湿度が高い状態を好みます。1年を通じて、霧吹きによる葉水で、葉の表裏や株周辺をよく湿らせてあげましょう。

反対に、土への水やりは過湿に注意です。春から秋は、土が乾いたらたっぷりあげ、次の水やりは土の表面が乾ききるまで待ちます。指で土に触れ、湿り気を感じなくなるまで控えて大丈夫です。葉が萎れる用であれば、葉水をして様子を見ましょう。

冬場は、あまり根から水を吸わなくなるため、土への水やりの頻度を控えます。暖房の使用によって室内は乾燥が強くなる季節。葉水はたっぷりしてあげるようにしましょう。

随時剪定もする

葉が変色したり、うっかり葉焼けしてしまったら、そのままにせず取り除きましょう。部分的に変色した場合は、葉の形に沿って、はさみで切り取ってあげると目立ちません。

茎が伸びすぎてしまってバランスが悪くなったら、下葉が落ちた茎を根元から切り落として株姿を整えます。

茎の下葉が落ちる原因としては、根詰まりか根腐れです。長く育てている鉢、購入後に植え替えていない鉢であれば、植え替えをおすすめします。

植え替えは春~初夏に

春~初夏が植え替えに適しています。株の植え替えには、新しい鉢と土を用意しましょう。古い鉢を使うときにはよく乾燥させ、カビや古い土を残さないようにします。鉢底には、通気性確保のために鉢底石を入れましょう。

元の鉢から、株元をしっかり支えながら引き抜きます。古い土をほぐしながら根の状態を確認し、長すぎる根は1/3程度まで切り戻します。黒ずんで腐ったようにやわらかくなっている根があれば、きれいに切り落としてあげましょう。

新しい土に株を植え付けたら、1度たっぷりと水をあげます。植え替え後は1週間ほど水を控え、日陰において様子を見ます。

まとめ

模様や色合いを葉で楽しめるレックス・ベゴニア。葉が華やかな分、シックな鉢によく合います。一風変わったこの観葉植物は、ひと鉢置くだけで、高いインテリア性を発揮してくれますよ。

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