大人気の観葉植物ドラセナ・選べる種類と育て方

「幸福の木」という名前を聞いたことがないでしょうか。それは「ドラセナ」のもうひとつの名前です。ドラセナの中にも種類はさまざまありますが、一様に「幸福」の花言葉を持っています。大人気観葉植物・ドラセナで、癒しだけでなく空間に幸せも呼び込んでしまいましょう。

目次

「幸福の木」の由来

スクロールできます
植物名
別名
科名
属名
原産地
日当たり
花言葉
誕生花

元々はハワイのドラセナがルーツといわれています。現地の伝統儀式やその衣装に多く用いられていたドラセナの1種が、別名「Good Luck Plant」と呼ばれていたことから、ドラセナ全般がそう呼ばれるようになったようです。ハワイでは自生しているお花や植物を身につけたり、暮らしの中に取り入れる文化が根付いています。「幸福」を身にまとう文化といってもいいのかもしれません。

個性豊かなドラセナの仲間たち
ドラセナは熱帯アフリカや熱帯アジア、亜熱帯地域原産の植物です。ドラセナと冠した品種の中でもバリエーションがあり、葉のかたちや樹形が似つかないものも多いです。人気の理由のひとつとして、選べる幅が広いところも挙げられるのではないでしょうか。

ドラセナ・フラグランス・マッサンゲアナ

一般的によく流通しているドラセナはこちらです。フラグランス(フレグランス)を省略して呼ばれるケースも多いです。
花の香りが良いことに由来して名前がつけられたフラグランス・マッサンゲアナ。通常、長く育てた株は1~2年に1度の植え替えを推奨されますが、花をたくさん咲かせたい場合は植え替えず、やや根詰まり気味に育てた方がいいようです。とはいえ、花をつけるまである程度の年数はかかります。

ドラセナ・コンシンネ(コンシンナ)

ドラセナ・マルギナタの名称でも呼ばれています。細身の幹で、しゅっと鋭く長い形の葉が一斉に上に伸びる姿が印象的です。日の光を受けて葉が立ち上がりますが、光が足りないと葉がだらりと下がってきます。格好良く育てるために、日当たりに注意してみてください。

ソング・オブ・ジャマイカ

陽気な名前を持つドラセナもいます。樹形が「歌い踊るように見える」ことからこの名前がついたといわれています。他のドラセナと比べて、葉の長さがやや短く、色は濃いグリーン1色です。

ソング・オブ・インディア

ジャマイカ同様、名前は幹の様子に由来しています。異なる点は葉の色。黄色い斑が大きく入っているのがインディアの特徴です。ミニ観葉植物として販売されることが多い品種ですが、緑色の部分が少ないぶん、成長の速度はやや遅めです。大きく育てたい場合、成長期に肥料をあげるのがおすすめです。

ドラセナの上手な育て方

日当たり

ドラセナは明るい室内を好みます。1年を通して日のよく当たる窓辺・窓際がおすすめです。耐陰性はありますが、光をたくさん受けた方が葉の発色がよくなり、形もきれいに育ちます。直射日光は葉焼けを招きますので、窓際に置く場合は薄手のカーテンで日差しをやわらげてあげるようにしましょう。光の入りにくい空間に置く場合、週1回程度は明るい場所に移して日光浴をさせてあげるといいでしょう。

葉水で葉先まできれいに

ドラセナの魅力は、シャープな葉のかたちにあります。葉が乾燥しすぎると、葉先だけが茶色く傷んでしまいます。傷んでしまった部分は元に戻りませんので、気になるようであればそこだけ切り落とします。
たっぷりの葉水(霧吹きで葉の表裏に水を吹きかけてあげること)を習慣づけることで、葉先までみずみずしく保つことが出来ます。土への水やりは加減が必要ですが、葉水は毎日でも大丈夫です。

水やり

土への水やりはメリハリを意識しましょう。あげるときはたっぷりです。鉢に水が行きわたり、底からあふれてくるまであげます。次の水やりは、土の表面が乾くまで待ちます。手で土をさわって、湿り気を感じなくなったら水をあげましょう。
春~秋までは水分の蒸発も活発になりますので1日1回が目安です。反対に、冬場は回数を控えるようにします。土の状態を見ながら、目安は1週間に1回程度で充分です。

増やし方

枝や茎を切り、水を入れた容器に挿しておくと根が生えます。水栽培のまま育てることも出来ますし、鉢に植え替えて増やすのもおすすめです。ガラスやプラスチックなど、透明の容器を使うと根の様子がわかりやすいです。根が増えすぎたら、適宜切り戻してあげるようにしましょう。

冬越し

ドラセナは、夏の暑さには耐えますが、冬の寒さは苦手です。冬を越すために必要な気温は5~10℃くらいです。気温が下がってきたら、置き場所を少し調整してあげましょう。
エアコンの風が当たる場所、暖房器具のそば、床暖房や電気カーペットなどの熱源の上はいずれもNGです。鉢の中の水分が蒸れてしまい、根が腐る要因になります。
室温の維持が心配であれば、株自体を保温してあげるのもひとつの方法です。段ボールや新聞紙、発泡スチロール、プチプチの緩衝材などで鉢や幹を包んで冷えないようにします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ドラセナは人気が高い分、手に入りやすい種類もたくさんあります。大きさも手のひらサイズから背の高いものまで揃っているので選びやすいです。
幸福を呼び込めるドラセナ。お部屋に置いたらどんな印象になるか、どうぞ想像してみてください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

植物と共に暮らす魅力の拡散にご協力ください!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次