アサガオの育て方を解説!室内で育てるときのポイントもお届け

細いつるをくるくるとからませながら葉を増やし、朝になるときれいな色で咲いてくれるアサガオ。浴衣の柄にもよく登場する、日本の夏に馴染み深い植物です。夏を知らせる花・アサガオの魅力と育て方についてまとめてみました。

目次

アサガオの基本情報

アサガオの原産地は、中国やアメリカ大陸、東南アジアとされています。原種は今のように大輪の花ではなく、元々は青くて丸い小さな花だったようです。

朝に花を咲かせて昼にしぼんでしまうことから、「朝顔」と名前がつけられました。花びらはひらひらと薄く、気温が高くなる午後にはしおれてしまいます。

花言葉は「愛情」。咲いても短い時間でしおれることから「はかない恋」、つるが絡みつくことから「固い絆」という花言葉もつけられています。

アサガオの歴史

アサガオが日本に伝わった歴史は古く、奈良時代には薬草として用いられていたそうです。観賞用として花が愛でられるようになったのはそれから随分あと、江戸後期だと伝えられています。

元々江戸では、草花の品種が盛んでした。珍しければ珍しいほど高値で売れる時代だったのです。

そこで大流行したひとつがアサガオです。

アサガオの知名度があがるきっかけになったのは、「江戸大火」だったといわれています。火事で広い空き地になってしまった場所で、植木職人たちが腕をふるってさまざまなアサガオを展開し、街の人々の注目を集めました。以降、愛好家も増え、庶民のあいだでアサガオブームが過熱していったということです。

品種改良が盛んになるにつれて、シンプルな一重咲きだけではなく、大輪のもの、白やピンクや珍しい発色のもの、変化アサガオと呼ばれる変わり種も生み出されていきました。

アサガオは、英語で“ジャパニーズ・モーニング・グローリーズ(Japanese morning glories)”。アサガオは、海外でも日本らしい花だと広く認知されています。

アサガオの育て方

タネ蒔き

アサガオは、鉢植えでも購入できますが、タネから育てても失敗が少なく、育てやすい植物です。

発芽しやすい気温は20℃以上。タネを蒔くなら、5~6月が適しています。

土に数か所、指で穴をあけてタネを蒔き、タネがしっかり隠れるように土をかけます。芽が出るまでの間は乾燥に注意し、土が乾いたら水をあげるようにしましょう。

1週間ほどで双葉が出てきます。

形がよく丈夫な芽を残して間引き、生長しやすいように整えてあげましょう。

日当たり

アサガオは、日当たりと風通しのよい場所で育てます。

耐暑性はありますが、真夏は日中葉がしおれやすいので、西日を避けます。朝の開花に影響するため、夜間に照明が当たらないように注意しましょう。

水はけがよく、通気性のいい土を好みます。市販されている草花用の培養土でよく育ちます。

水やり

土が乾いたら、鉢底からあふれるくらいたっぷりとあげるようにしましょう。夏場の水やりは、気温の高い日中を避け、午前中と夕方に水をあげます。

湿気が苦手な反面、乾燥にも弱い性質があります。水切れすると、葉がしなしなとしおれますが、水をしっかりあげることですぐに復活します。

摘心

アサガオは、先端の芽ばかりがどんどん成長してしまうと、つるは長くなりますが、わき芽に花がつかなくなります。摘心をすることで茎の分岐点を増やすことが出来るため、花をたくさんつけさせることが可能です。本葉が7枚前後ほどになるまで成長したら、剪定ばさみで新芽を切り落としましょう。

タネを収穫

アサガオが咲いた後には、たくさんのタネが出来ます。収穫して、来年蒔いてみましょう。小学生の頃、育てたことがある方もいらっしゃるかもしれません。発芽率が高いので、芽から苗に育つ過程も楽しめます。

たくさんのタネをプランターに蒔き、園芸ネットに絡ませるように育てると、アサガオいっぱいのグリーンカーテンがつくれます。本葉が5~7枚程度になったら摘心(先端の芽を摘む)して腋芽を出させ、枝数を増やしてネットに這わせていきます。簡単に育てられ、すずなりの葉や花が涼しげで癒されます。一人暮らしの方のベランダにもおすすめです。

室内で栽培できる?

アサガオは、「短日植物」です。短日植物とは、夜の時間の長さ(暗さと時間)を葉で感じて、花を咲かせる準備をする植物。夜に明かりがある場所だと、花が咲く時間が大きくずれたり、花をつけにくくなったりします。

室内栽培の場合、日暮れ~朝までと同等、一定時間の暗闇をつくる必要があります。

日中は日があたり、夜間は蛍光灯・街灯の当たらない場所であれば、サイクルを崩さない室内栽培が可能です。夜間は、本の文字が読み取れないくらいの暗さを保つのが目安です。

発芽や葉だけの時期は室内でも問題ありません。

環境的に、室内で完全な夜をつくるのが難しいようであれば、つぼみが付き始めたら屋外の日陰などに移してあげるようにしましょう。

まとめ

アサガオは、ベーシックな青もきれいですが、園芸品種で珍しく美しいものがたくさん出回っています。

タネや鉢植えのパッケージには、アサガオ開花時のイメージ写真がついています。気に入った色や形を選んで、夏の朝を一緒に過ごしたいアサガオを、ぜひお家に迎えてみてはいかがでしょうか。

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