窓辺を彩る球根栽培・ヒヤシンスの育て方

春が近づくと、お花屋さんの店先が鮮やかな色であふれはじめます。切り花を飾るのも華やかですが、長く花を楽しめる球根栽培をしてみてはいかがでしょう。ガラスの器と球根ひとつで、春めいた窓辺を演出してみましょう。

目次

球根で育つ植物

球根植物は、文字通り根が球状になっている植物で、毎年花を咲かせる宿根草です。花が咲かせた後、養分を根に蓄えておき、次の開花時期が来るのをじっと待ちます。
球根の形は似ていても、花の咲く時期によって植える時期が異なります。

・春植え球根 …寒さがゆるむ4月頃に植える種類で、開花は夏から秋です。

        アマリリス・グラジオラス・ダリア等

・夏植え球根 …真夏のピーク終わりの8月頃から植える種類です。開花は秋頃。

        ダイヤモンドリリー・サフラン等

・秋植え球根 …気温が下がる秋に植え、冬を越す種類です。春先に一気に開花します。

        チューリップ・クロッカス・アネモネ等

水栽培が人気

球根は地植えしたり、プランターに植えたりして土で育てる他、水につけて育てる水耕栽培が人気です。ガラスの器に入れ、球根の根が出る下部を水につけて置いておくだけ。とても手軽で簡単です。インテリアショップや雑貨屋さんなどで、おしゃれな器や球根用のガラス容器が手に入ります。ずっと眠っていた球根の皮から芽が出てくると可愛くて、もれなく嬉しくなってしまいます。

大人気球根植物・ヒヤシンス

ろうと状の小さな花をたくさんつけるヒヤシンスは、地中外沿岸原産の品種です。和名では「風信子」と書きます。歴史は意外と古く、江戸時代に海を渡って日本に伝わり、大正時代以降に一般的に広まったと言われています。


ヒヤシンスは、秋植え春咲きの球根植物です。発芽や生育に適した気温は5~20℃程、開花時期は3~4月。花が開くと、春らしく爽やかで優しい香りがただよいます。鮮やかで発色のいい花と、豊富な色のバリエーションで高い人気を誇っています。

ヒヤシンスの花言葉

きれいな色で咲くヒヤシンスは、その色によっても花言葉が分かれています。

・ヒヤシンス全般 …「スポーツ」「ゲーム」「遊び」「悲しみを超えた愛」

・紫 …「初恋のひたむきさ」「悲しみ」「悲哀」

・赤 …「嫉妬」

・白 …「心静かな愛」「ひかえめな愛らしさ」

・青 …「変わらぬ愛」

・黄 …「あなたとなら幸せ」「勝負」

・ピンク …「しとやかな可愛らしさ」

共通して、豊かな感受性と、深い愛情を示す意味合いを持つヒヤシンス。可憐で清楚な外観と、表には見せないたくましさが共存したたたずまいを表すような花言葉たちです。

ヒヤシンスの育て方

秋植え球根のヒヤシンスですが、冬の終わりからでも栽培は可能です。お花屋さんでも、鉢植えがまだまだ売られていたりします。こちらでは、ヒヤシンスの水耕栽培の方法についてご紹介していきます。

【用意するもの】

・ヒヤシンスの球根

・水耕栽培用のガラス容器

容器に水を満たし、球根を置く

水位は、球根のお尻が水に浸かる程度が目安です。
日当たりがよく、暖房の風が当たらない場所に置いてあげましょう。

根が出たら、1週間に1度水を換える

発根した後は水位を下げ、根だけが水につかるようにします。

花を楽しむ

ヒヤシンスは、1つの株に小さな花をたくさんつけます。開花後は1週間ほど花を楽しむことが出来ます。咲き終わった花がらは、その都度摘み取ってあげましょう。枯れた花をそのままにしておくと、葉や株を傷つける要因になります。

以上、とてもシンプルですね。

育て始める時期が遅い場合、メネデール等、発根を促進する薬剤を使用するのもおすすめです。植物用のサプリメントのようなもので、水耕栽培の場合は水に混ぜて植物に吸わせます。なくても育ちますが、ご自宅に1本あるといろいろ使えて便利です。

ヒヤシンスの花が終わったら

球根は、1年で終わりではありません。球根を回復させてあげることで、また来年も咲かせることが出来ます。水栽培で育った球根は、養分をすべて自分で作りだした後になるため、とても疲れています。しっかりねぎらってあげましょう。

花が散った後、水から球根を引き揚げ、植木鉢に移して土に植えます。

花がらはすべて摘みとっておきましょう。茎と葉は切り取らずにそのまま残しておき、自然と枯れるのを待ちます。

1~2ヵ月程で、茎と葉が枯れ落ちます。球根だけになったら、鉢から引き揚げましょう。陰干しをして土をしっかりと落とします。その後は常温で保管です。目の粗いネットなど、風通しのいい袋に入れて日陰で保存します。また秋から冬にかけて、球根栽培を始めましょう。
上手に育てられると、1つの球根で何年も楽しむことが出来ます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回ヒヤシンスを中心にご紹介しましたが、土を使わずに育てられる球根植物は本当にたくさんあります。ラナンキュラスやアルストロメリア、グラジオラスなど、切り花でおなじみのお花もすべて球根植物です。お好きな色の花を選び、明るい色味の春のお花で、窓辺を華やかに飾ってみてください。

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