ピレアの育て方

やわらかい卵型の葉を持つピレア。葉の不思議な発色や立体感には、思わず見入ってしまう独特の魅力がつまっています。コレクターも多いといわれるピレア、その代表的な種類や育て方について、一緒に見ていきましょう。

目次

基本情報

ピレアはイラクサ科に属する多年草のひとつ。世界の熱帯~亜熱帯にかけて約600種が自生しているといわれています。日本国内では、ヤマミズ・ミズなど、10種類程が自生しています。

ピレアの特徴は、その葉の美しさ。同じピレアの中にもさまざまな種類があり、地の色にも濃淡があります。葉脈に沿って斑が入ったり、ちりめん状にシワが入ったりすることで、受ける印象が変わる面白さがある植物です。いずれも耐陰性、耐寒性が高く、鉢植え以外ではコンテナ栽培の寄せ植え・花壇の縁取りにも用いられています。

ピレアの花言葉は、「少女の恥じらい」「救われる日々」。咲く花は小さく、白や淡いピンク色をしており、その可憐な姿に由来した花言葉だといわれています。

ピレアの代表的な種類3選

カディエレイ

ピレアの中で最もメジャーで、昔から親しまれているのがカディエレイです。「アサバソウ」という和名を持ちます。濃いグリーンの地に、くっきりとシルバーホワイトの模様が入るのが特徴。葉色のコントラストが美しく、まるで作り物のような見た目をしていることから、「アルミニウムプランツ」とも呼ばれています。

ムーンバレー

ちりめんのように、葉の表面が細かくちぢれているムーンバレー。葉全体に入るシワは繊細な印象を与え、立体感のある雰囲気を醸し出しています。葉色は中心から外側に向かってグラデーション状に薄くなり、発色がとてもきれいな品種です。

シルバーツリー

黒みがかった葉に、すっと刷毛ではいたように入るシルバーの斑。クールな印象をもたらすシルバーツリーは、大人っぽくモダンなインテリアによく合います。生長すると背が高くなる性質があります。

ピレアの育て方

日当たりと環境

通年、明るい半日陰でよく育ちます。日中、数時間程度は日光が当たる場所に置いてあげましょう。耐陰性はありますが、光を浴びることで間延びせず、締まった株になります。

春~秋の生長期は、屋外の明るい日陰でも育てられます。蒸れないよう、風通しのいいところを選ぶようにしてください。冬場は暖かい室内で育て、窓ガラス越しの光に当ててあげるようにしましょう。

気温

生育に適した気温は、20~25℃です。

真夏、気温が35℃前後になると生長が緩やかになりますが、暑さが落ち着くとまた生長を始めます。

耐寒気温は5℃が目安です。霜がつくと株が弱ってしまいます。屋外栽培している場合は、肌寒さを感じるようになったら室内に入れ、環境に馴染ませてあげるようにしてください。

用土・肥料

市販されている観葉植物用の培養土でよく生長します。春~秋にかけて、緩効性肥料を株元に蒔くと葉の色つやがよくなります。冬は休眠期に入るため、肥料は必要ありません。

水やり

5~9月は、土が乾いたらたっぷりと水をあげるようにしましょう。梅雨や長雨は苦手なので、屋外で雨が続くときは、濡れない場所に移してあげてください。

冬の水やりの頻度は控えめで大丈夫です。やや乾燥気味を意識することで、耐寒性を上げることが出来ます。

季節を問わず、水やりするときは、鉢いっぱいに行きわたるように水をあげ、受け皿には水をためないように気をつけましょう。

摘芯(てきしん)

ピレアは、こんもりと茂った株姿が美しい植物です。根元からたくさんの茎を出させつつ、脇芽を増やしながら育てることで、樹形をきれいに保つことが出来ます。

適した時期は5~7月頃です。茎が長く伸びすぎたものから、適宜摘芯をします。一度に全体を切ると寂しい株姿になってしまうため、バランスを見ながら、茎を切り戻してあげましょう。短くした茎の先から、枝分かれすることをイメージしてみるといいかもしれません。

芽が出てきたのにもったいないと思ってしまいますが、すぐに葉は茂るため、思い切ってハサミを入れてしまって大丈夫です。

増やし方

摘芯で切った茎を挿し穂にして、株を増やすことが出来ます。時期は摘芯同様、5~7月がおすすめです。20℃以上の気温が保てる時期であれば問題ありません。

挿し穂は、10cm前後の長さで充分です。挿し床におすすめなのは、パーライトとバーミキュライトを同量混ぜたもの。挿し穂は先端部の葉を残し、そのまま挿し床に挿します。明るい日陰に置き、挿し床が乾いたら水をあげるようにしましょう。2~3週間程で根が出てきたら、観葉植物用の土に植え替えます。

植え替え

生育が旺盛なピレアは、長く育てていると根詰まりを起こします。下の方の葉が落ちることが多くなったら、根詰まりのサインです。1~2年に1度を目安に植え替えをしてあげると良いでしょう。

植え替えは真夏を避け、生長期に行います。鉢から株を引き抜き、古い根を1/3程に切り戻します。植え替える際は、鉢底石と土は新しいものを使うようにしましょう。古い根を整理することで新陳代謝が促され、根も株もよく育ちます。

まとめ

ピレアは品種も豊富で、珍しい葉を持つものもたくさんあります。小さい鉢のまま、コンパクトに育てることが出来るので、ちょっと観葉植物を育ててみたいな、と思っている初心者の方にもおすすめしたい観葉植物です。

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