寒さに強い観葉植物7選!寒い時期を乗り切るコツもお届け

気温が低くなるにつれて、植物はゆるやかに生長をとめ、休眠期に入っていきます。寒さに負けない丈夫さを持つ観葉植物には、どんな種類があるでしょうか。これから植物を育ててみたい方にもおすすめしたい植物たちはこちらです。

目次

寒さに強い観葉植物7選

アイビー(へデラ) 

やわらかくツルと葉を垂らすアイビー。室内用の観葉植物としてもよく知られていますが、壁面緑化やガーデニングのグラウンドカバーとしても出番の多い、寒さに強い植物です。伸びすぎたツルは、切って水につけておくとすぐに根が出ますので、水耕栽培にも向いています。鉢植えで育てる他、ハンギングにして吊るすのもおすすめ。省スペースでさまざまな飾り方が出来るので、高いインテリア性が期待できます。

耐寒目安:3℃

トックリラン(ポニーテール)

株元が徳利のようにふくらんだトックリラン。細長い葉を垂らすようにして育つため、ポニーテールの名称でも出回っています。丸みのあるユニークな形の幹は、水分をため込むタンクの役割を担っており、乾燥にも強い植物です。暑さ寒さに強く、丈夫な性質です。冬場は、水やりの頻度を控え、やや乾燥気味に育てることで、より寒さに強い株に育ちます。特徴的な幹のフォルムをキープするため、日光にはたくさんあててあげましょう。

耐寒目安:3℃

ユッカ(青年の木)

太くまっすぐな幹から、とがった葉を放射状に伸ばすユッカ。シャープな佇まいで、中~大型の鉢で販売されることが多い観葉植物です。日当たりを好み、耐暑性に優れています。寒さにも強く、寒冷地以外では屋外での冬越しも可能です。生育旺盛で雄々しく葉を茂らせることから「青年の木」、ずんぐりした幹がゾウの足に似ていることに由来した「エレファンティペス」の名称でも知られています。

耐寒目安:5℃

ソテツ(蘇鉄)

日本原産のスタイリッシュな植物、ソテツ。鳥の羽根のかたちに似た細長く硬い葉を持ち、ヤシの木のような外観をしています。日本の土になじみやすく、暑さや乾燥にも強いため、関東以南の温暖地では、地植えされた大きな株がよく見られます。生長スピードがゆるやかなので、樹形が崩れにくい上、剪定やこまめな植え替えをしなくていいところもメリットです。よく日に当てて育てることで、葉のきれいな色を保つことが出来ます。

耐寒目安:5℃

ストレリチア

極楽鳥花(ゴクラクチョウカ)とも呼ばれる、南国イメージの強いストレリチア。極彩色の花を咲かせるため、トロピカルなイメージが強くありますが、耐暑性・耐寒性をバランスよく備えた丈夫さを持っています。近しい観葉植物として、オーガスタがあります。オーガスタは幅広で大きな葉をゆったり垂らすのに対し、ストレリチアは小ぶりなスプーン型の葉をまっすぐに伸ばします。

耐寒目安:3℃

シュロチク(棕櫚竹)

扇子の骨のように、細長い葉を大きく広げて育つシュロチク。「竹」の字があてられていますが、ヤシ科に分類される植物です。軒先に植えられることも多く、屋外でもよく育つ強さが特徴。葉が重なるように育つ様子はとてもさわやか。和風やアジアンテイストの雰囲気によく合いますが、洋室に置いてもモダンで素敵な印象になります。

耐寒目安:0℃

ゴムノキ(フィカス・エラスティカ)

観葉植物としての近縁品種が豊富なゴムノキ。葉や幹に厚みがあり、切ると白い樹液が出るのが特徴です。日当たりを好みますが、適度な耐陰性もあるため、室内での生育環境によく馴染みます。一般的に、ゴムノキ=インドゴムノキを指すことが多いです。同じグループの仲間には、ガジュマル・ベンジャミン・カシワバゴムノキなど、人気観葉植物もたくさん。いずれも性質は似ていて、育てやすい植物ばかりです。

耐寒目安:5℃

寒い季節を乗り切るコツ

冬の過ごし方で、次の春の成長度合いも大きく変わります。休眠期のトラブルは、回復もゆるやか。暖かい季節より植物は弱りやすくなるので、いつもより少し多めに気遣ってあげましょう。

窓際より部屋の奥で

冬場は、窓や出入り口に近い場所で気温差が生まれやすくなります。窓際よりも、暖かい部屋の内側に場所を移してあげると安心です。日当たり確保のために、日中は窓辺・夜間は部屋の内側に移動させてあげられるとベストです。お休みの日など、ゆとりのあるときだけでも充分です。

季節家電との距離感

植物は、極度の温度差で疲れてしまうことが多いです。出番の多くなる季節家電から、植物は離して育てましょう。暖房器具のそば、電気カーペットや床暖房への直置きは避けましょう。鉢内の温度が上がり過ぎてしまい、根腐れを招きます。また、エアコンの直風、加湿器の蒸気にも当たらないように注意が必要です。

防寒対策

鉢の周りを新聞紙や段ボールで包むことで、鉢が冷えすぎるのを防げます。ビニールハウスのイメージで、薄いビニールで覆うのも効果的です。

また、冷たい空気は床にたまるため、置き場所を床より高い場所に変えることで、伝わる冷気から鉢を守ることが出来ます。

まとめ

環境への順応性は、植物の種類によっても異なり、さらに個体差もあります。ですが、どんな植物も、置かれた場所になじもうと努力する粘り強さがあります。もし、目に見える異変があらわれたら、置いてある環境が合っていないのかもしれません。お家の中でどこがベストなのか、少しずつ場所を変えて、様子を見てあげましょう。

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