定番のクリスマスカラー植物!ポインセチアの育て方

フラワーショップの店頭に真っ赤なポインセチアの鉢植えが並ぶようになると、クリスマスが近いことを感じますよね。クリスマスを象徴するポインセチアは、シーズンものではありますが、本来は長く楽しめる多年草です。お家でポインセチアを育てて、冬以外の表情を知ってみるのはいかがでしょう。ポインセチアの育て方をまとめました。

目次

ポインセチアの基本情報

ポインセチアは、トウダイグサ科トウダイグサ(ユーフォルビア)属に分類される低木植物です。原産地はメキシコ。山間部に自生するユーフォルビア・プルケリマという種類をベースに、品種改良によって様々な園芸品種が生まれています。原種は強い耐寒性を備えていますが、流通する多くの園芸品種は、いずれもやや寒さに弱い特徴があります。日当たりがよく、乾燥した環境でよく育ちます。

明治時代前後に日本に渡ってきたといわれるポインセチアは、赤い顔をした架空の動物・猩々(ショウジョウ)に例えられ、猩々木(ショウジョウボク)という和名を持っています。

特徴的な花と色

ポインセチア=赤のイメージが強いですが、あの赤い部分は花ではありません。花びらに見えるのは、苞(ほう)と呼ばれる葉の部分にあたります。ポインセチアの花は、苞に囲まれた先端部分に粒状に複数つきますが、花びらを持たない花です。

よく知られている赤色以外に、白やイエロー、ピンク、まだらに色がついた斑(ふ)入りのバリエーションがあります。苞の鑑賞時期は長く、上手に育てると、春先まできれいな色をみることが出来ます。

なぜポインセチアは赤い?

発色のいいポインセチアの苞は、なぜ色づくようになったのでしょうか。それは、受粉を効率よく行うための進化だといわれています。「花」と認識しにくい花をつけるポインセチアは、代わりに苞を花びらのように見立てて色付けることで、花粉を運ぶ虫を呼び寄せるようになったといわれています。

ポインセチアの新芽は緑色をしています。生長し、冬が近づいてきたことを知ると、苞を染める準備に入ります。

色付く条件

ポインセチアの苞の色付きは、「短日処理」によってつくられています。ポインセチアは、日の当たる時間が短くなってきたことを察知して開花準備をします。咲いた花を目立たせるために特徴的な苞が存在しているので、開花と連動して苞が染まる仕組みになっているのです。

開花の条件は大きく分けて2つです。

  • 1日のうち、13時間以上光に当たらない場所
  • 15℃を下回らない気温

この2つを備えた環境で20日程育てることで、開花を促し、苞がきれいに発色させることが出来ます。

ポインセチアの育て方

適した環境

日当たりがよく、適度に乾燥した土壌を好んでよく育ちます。生育に適した最低温度は10℃が目安です。入手した鉢植えを育てる場合、室温の変化を受けにくい部屋の中央部分に置くのがおすすめです。冷え込みを避けるため、床よりも高い位置に置いてあげられるとベストです。夜は温度が下がるため、窓際には置かないように注意しましょう。室温が低すぎると、葉が黄色くなったり、落葉したりします。環境に馴染むまで、葉を落とすこともありますが、枝が緑色であれば枯れてはいません。

水やり

ポインセチアは、乾燥に強い性質があり、湿った土が苦手です。乾かし気味に管理する感覚で育てるのがコツともいえます。水やりは、土が乾いて葉がやや垂れるようになってから与えるようにしてみましょう。あげるときは量を惜しまず、鉢全体に行き渡るまでたっぷりとあげます。水が葉や苞にかかると傷みやすくなってしまうため、株の根元にあげるようにしましょう。

冬場の水やりは、気温の上がった日中にしましょう。水のやり過ぎや夜間の水やりは、株を必要以上に冷やしてしまい、しおれる要因につながります。また、根腐れを防ぐため、受け皿にたまった水はかならず捨てるようにしてください。

長く楽しむために

冬が終わり、寒さが和らいだら、一回り大きな鉢へ植え替えてあげましょう。水はけのいい花用培養土への植え付けがおすすめです。

通年、日当たりの良い場所で育てるようにしましょう。5~9月くらいまでは風通しのいい屋外に置くと丈夫な株に育ちます。梅雨時の長雨と、真夏の強い日差しは葉を傷めてしまうため避けるようにしましょう。

肥料は、冬場は不要です。5月以降、置き型の緩効性肥料を鉢の縁に置くだけで充分です。鉢のサイズに合わせた適量をあげるようにしてください。

短日処理

9~11月頃になったら、短日処理をしましょう。朝8~17時を目安に、鉢を段ボールで覆って光を遮ります。短日処理は、完全に株が色づくまで続けます。20日以上の継続が必要です。

まとめ

ポインセチアは、毎年同じものを見かけるように感じますが、実は年々進化しています。色合いや形のバリエーションだけでなく、耐寒性や耐暑性など、弱い性質を強化する改良も進んでいるのです。

旬の時期は、いちばん多くのポインセチアが見られます。花よりも長い時期、きれいな色を楽しむことが出来るポインセチア。今年はどんな種類が登場するのでしょうか。

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