迷彩柄の熱帯植物・アグラオネマピクタム

日陰に強い観葉植物として知られるアグラオネマ。葉に不思議な模様が入るのが特徴的な植物です。なかでも、アグラオネマピクタムという種類は、グリーンベースのカモフラージュ柄が楽しめることで高い人気を誇ります。アグラオネマとは、アグラオネマピクタムとは、いったいどんな植物なのでしょうか。

目次

アグラオネマの基本情報

熱帯雨林地域を原産とするアグラオネマ。サトイモ科リョクチク属(アグラオネマ属)に分類される多年草植物です。東南アジア、中国南部の熱帯雨林に多く自生しています。自生地では日陰に生息し、落ち葉で湿った土地で育つため、耐陰性が強く、空中湿度の高い環境を好む性質を持っています。反面、乾燥にはやや弱い特徴があります。

大きな特徴は、葉に入る斑(ふ)です。緑の地に、模様を描くように斑が入ります。グラデーション状に葉色が変わっているもの、葉脈に沿って斑が入るもの、ふちどりのように色が入るもの、赤やピンクが差し色のように入るものなど、バリエーションは多岐に渡ります。別名“幸せを招くタイの宝石”とも呼ばれ、縁起のいい観葉植物としての側面も。アグラオネマの葉姿の美しさは世界中で認められています。

アグラオネマ全般に共通する花言葉は、「青春の輝き」「スマート」です。

アグラオネマピクタムとは?

「アグラオネマ」は、サトイモ科アグラオネマ属の総称です。同じアグラオネマ属の中で、30種前後に分岐しています。

アグラオネマピクタムは、そのアグラオネマの1種。一般的に、スマトラ島の固有種を指すことが多いようです。ピクタムの特徴は、人工的に描かれたようなカモフラージュ柄の葉です。地のグリーンを基調としながら、自然がつくったとは思えないような模様が葉を彩ります。

ピクタムの中でも、さらに分類分けがなされています。

  • 2色で構成 …バイカラー
  • 3色で構成 …トリカラー
  • 4色以上 …マルチカラー

アグラオネマピクタムの中で、特に人気が高いのがトリカラーだといわれています。バイカラーに比べ、カモフラージュ柄が際立つものが多い上、産地によって微妙に色合いが異なるという魅力があります。流通も多くはないため高値で取引されることが多い品種です。希少性の高さから、愛好家以外からも広く注目を集めています。

2色構成のバイカラーは、トリカラーよりも希少性は低いものの、葉に描かれる模様に一貫性がないところが育てる側の興味を大きくそそるといわれています。

ピクタムは冬越しが肝心

アグラオネマピクタムは、冬越しが大切です。寒さには弱いため、冬越しを失敗すると枯れてしまうことがあります。冷え込みから鉢を守るため、寒い季節は、15℃を下回らない場所で育て、室内の気温変化が少ない環境で管理するのがおすすめです。寒さがゆるむまでは窓際や床の直置きは避けます。室内のなるべく中央付近、床よりも高い場所で育てます。目に入りやすい場所で育てると、少しの変化にもすぐ気づけるため、生活の導線上に鉢を置くと安心かもしれません。

アグラオネマの特徴

空気清浄効果

植物には、空気をきれいにする効果があることが解明されています。中でもアグラオネマは、特に空気清浄効果が高い観葉植物として知られているのです。空気清浄機でも除去しきれないといわれるホルムアルデビドやベンゼンなど、シックハウス症候群の原因となる科学物質を取り除いてくれる効果があると認められています。アグラオネマを室内のインテリアに取り入れるだけで、生活空間をきれいに保ってくれることが期待できます。

日陰に強い

アグラオネマ全般は耐陰性に優れているため、日当たりが心配な室内で育てるのに向いています。日陰には強いですが、日光には弱い特徴があるため、強い日差しが当たる場所では葉焼けすることがあります。アグラオネマに限らず、斑入りの植物は直射日光で弱る可能性があるため、置き場所には気をつけたいところです。

ミズゴケでも栽培可能

アグラオネマは、自生地ではやせた土地で育ちます。熱帯雨林地域には雨が多く降るため、大雨や冠水によって土の栄養分は流されてしまいがちだからです。季節風の影響による雨期と乾期がありますが、スコールが通年降り注ぐため、乾季でも雨はたくさん降ります。

アグラオネマは、ミズゴケを使って育てることが出来ます。ミズゴケに適宜追肥をするだけで、土に植えたのと同じように栽培が出来るのです。

映画「レオン」で知られるアグラオネマ

アグラオネマという植物を、映画で知った方も少なくないようです。ジャン・レノ主演で大ヒットとなった映画「LEON(レオン)」。殺し屋である主人公が、唯一の友人としてアグラオネマを丁寧に扱い、育てていたのがアグラオネマでした。植物との交流が印象的なこのシーンをきっかけに、アグラオネマは人気に火がついたといわれています。

まとめ

アグラオネマピクタムは、見れば見るほど不思議な斑の入り方をしています。葉の1枚1枚の模様が少しずつ異なっているので、角度によって表情が変わる面白さもあります。なかなかフラワーショップの店頭に並ぶことはないようですが、ネットで購入が可能です。

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