ユーフォルビアの育て方

特徴的な株姿で、多肉・塊根植物ブームを牽引するユーフォルビア。インテリア性の高い観葉植物として知られていますが、実は『ユーフォルビア』は、草花や樹木など、まったく性質の異なるバリエーションを広く含んでいるのです。ユーフォルビアの特徴と、一般的な育て方についてまとめてみました。

目次

ユーフォルビアの基本情報

ユーフォルビアは、トウダイクサ科ユーフォルビア属に分類される植物の総称です。同じグループに属する品種は2,000種ともいわれ、そのうちの半数ほどが多肉植物にカテゴライズされます。その他には、一年草・多年草・低木の品種があり、株姿や色合い、生長の仕方まで異なる面白さが魅力です。

一般的に、『ユーフォルビア=多肉植物』を指すことが多いです。多肉植物の中でもさらにフォルムや性質で分類されており、「塊根植物(コーデックス)」「柱形」「球形」「低木状」「蛸物(たこもの)」で区別されています。

ユーフォルビアは、メキシコ南部や中央・南アメリカ、東南アジア、南アフリカなど、世界の乾燥地帯に自生します。厳しい暑さと乾燥した環境の中でたくましく育つ性質を持っています。株姿や品種は違っても、大まかな性質は共通しています。

ユーフォルビアの育て方

日当たりと環境

温暖な乾燥地帯に生息する植物です。通年、暖かく日当たりの良い環境で育てるようにしましょう。室内であれば窓辺、屋外であれば日なたや明るい半日陰など、日に当たる場所に置くようにしてください。日当たりの悪い場所で育てる際は、間延びしないよう注意を払いつつ、定期的に日光浴をさせてあげてください。

ユーフォルビアは乾燥には強い反面、湿度が高い環境は苦手です。蒸れないよう、風通しにも気を配って育てましょう。

気温の高さには耐えますが、寒さには弱いです。10℃を下回る前に、屋外から室内に移してあげるようにしましょう。

水やり

生育期は、用土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。ユーフォルビアは根が細いため、吸収できる水の量に限度があります。水やりは、乾湿のメリハリをしっかりつけるように心がけると、根腐れを防ぐことが出来ます。屋外で育てる場合、長雨の時期は、雨に当たらないよう軒下に移してあげるようにしてください。

冬場は休眠期に入り、生長がゆるやかになります。気温が下がるのに合わせて、徐々に水やりの頻度を落としていきましょう。冬は完全に水を断っても大丈夫です。断水し、乾燥させることによって、体内の樹液が濃くなり、耐寒性が上がります。

用土と植え替え

水はけのよい用土でよく育ちます。市販の多肉植物用の培養土を使うと簡単です。

長く育てていると土が古くなり、養分が抜けるだけでなく、排水性が落ちます。株の生育が鈍る前に、2年に1回程度、植え替えを行うようにしましょう。真夏を避け、春~秋に施すようにしてください。

植え替え

新しい鉢と土を用意し、株についている古い土はできるだけ落とすようにしましょう。根が細くデリケートなため、むやみに切れないよう、株は優しく扱ってください。

株を植え替えて整えたあとは、水をやり、風通しのいい日陰で休ませます。植え替え後に日向に置くと、株が弱りやすくなります。

植え替え時、全体的に株の様子をチェックし、枯れた葉があったらあらかじめ取り除いておきましょう。ひと手間ですが、カビや病害虫を予防することが出来ます。

増やし方

ユーフォルビアは、挿し木で増やすのが一般的です。適した時期は、5~9月頃。親株から、元気な若い茎を10cmほどで切り取って挿し穂に使いましょう。

植える前に、切り口から出る樹液をよく洗い流し、ななめに切りなおします。ユーフォルビアの挿し穂は、やや発根に時間がかかるため、発根促進剤を使うのもおすすめです。葉がついている場合は、下半分くらいを目安に取り除きます。

鉢に植えたあとは、土が乾燥しすぎないように注意しながら、明るい半日陰(1日の内数時間だけ日の当たる場所)で育てます。発根するまでは2ヵ月くらいが目安です。

樹液に注意

ユーフォルビアは、切り口から白い樹液を出す特徴があります。少量の毒性がありますが、過度な警戒は不要です。剪定やお手入れをする際は、汚れてもいい服の着用と、手袋があると安心です。手袋は、ガーデニング用の布製ではなく、ゴム手袋のように撥水性のあるものだとベストです。

万が一手についてしまっても、すぐに洗い流せば大丈夫です。洋服につくと落ちにくいため注意しましょう。園芸用ハサミも、使用後はべたつきが残らないよう、しっかり洗い流して清潔さを保っておきましょう。乾いてしまうと水だけでは落とせなくなるため、石鹸を使うようにしてください。

樹液に毒性が含まれるのは、草食動物から食べられないように身に付けた防衛機能といわれています。

まとめ

ユーフォルビアは、咲く花もきれいです。種類によって色合いは異なりますが、赤やピンク、黄色、オレンジ色など、カラフルなカラーバリエーションがあります。購入を検討する際は、何色の花がつくのが、花が咲きやすい種類なのかも合わせてチェックしておくのがおすすめです。

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