虹の花・ジャーマンアイリスの育て方

色彩豊かな花色と、優雅に広がる花びらが魅力的なジャーマンアイリス。異なった品種を集めて育てることで、自宅をさらに鮮やかに彩ってくれます。ジャーマンアイリスは丈夫な性質を持っているため、園芸初心者の方でも咲かせやすく、育てやすさには定評があります。

目次

基本情報

ジャーマンアイリスは、アヤメ科アヤメ属の多年草です。原産地はヨーロッパやアメリカ。雨量が少なく、乾燥した地中海洋性気候地域でよく育ちます。さまざまなアヤメ(アイリス)の仲間を交配してつくられた園芸品種で、ドイツアヤメ(Iris germanica)が元となっているため、一般に『ジャーマンアイリス』と呼ばれています。

レインボーフラワーという別名のとおり、花色は、アヤメらしい青や紫系以外に、ピンク・オレンジ・白・黄など、カラーバリエーションの豊富さが特徴です。上と下とで花びらの色が異なるものも多い上、フリンジやフリルが入ったものも多く出回っており、ドレスをまとったようなゴージャスな花姿が人気です。

ジャーマンアイリスの花と球根

開花期は5~6月。まっすぐに伸びる茎の先に、10~20cm程の花を咲かせます。花びらは全部で6枚。内側の3枚は立ち上がり、外側3枚は垂れ下がるように広がるため、立体感のある咲き姿をみせてくれます。

ジャーマンアイリスは、根茎で増える多年草で、球根植物にも分類されます。ショウガのような平べったい根茎を分岐させながら、土中を這うように生長していきます。冬に落葉し、根茎のまま冬を越した後、春先に新芽を芽吹かせます。

球根の植え付けの適期は、3月と9月下旬頃と年2回あります。秋植えの方が、より根が張りやすくなるため、春植えよりさらにひとまわり大きな花になります。

ジャーマンアイリスの育て方

日当たりと環境

地植え・鉢植えのどちらでもよく育ちます。日当たりと風通し、水はけの良い環境をつくるようにしましょう。暑さや寒さにはとても強いですが、多湿はやや苦手です。特に梅雨時の管理に気をつけましょう。

鉢植えの場合、長雨の時期だけ雨の当たらない場所に移してあげましょう。地植えはそのままでも問題ありませんが、水はけの悪さが気になる場合、梅雨前に根茎を掘り上げて日陰で保存しておき、植え戻しが出来れば理想的です。

植え付け

3月と9月下旬頃を目処に行います。鉢植えの場合は、大きめの鉢(7号以上)を用意します。鉢底石を敷き、水はけのよい用土を使って植え付けましょう。市販の花用培養土があると簡単です。

植え付け時は、球根を横向きに倒し、半分くらいが土の上に出るように浅く植えます。深く植えると、球根が腐りやすくなるため気をつけましょう。

水やり

過湿に注意しつつ、土の表面がしっかりと乾いてから水やりをするようにします。植え付け直後や生長期は、たっぷりとあげましょう。

地植えの場合、植えつけ時以外は、ほとんど水やりをしなくても降雨のみで育ちます。極端な日照り続きのときのみ、水を与えるようにしてください。

水をあげる際は、咲いた花に水がかからないよう、株元にあげるようにしましょう。

開花後

花が終わったら、しぼんだ花は取り除きましょう。花が終わった花茎も切り取ります。切り口から腐ってしまわないよう、雨の前後は避けて行うようにしてください。

花びらは、雨で傷みやすいため、開花後は軒下などに移しておくと長く観賞することができます。

植え替え

長期間育てていると株が大きくなり、葉の数が増えてきます。花数を増やしつつ、根腐れを防ぐためにも、2~3年に1度は植え替えをしましょう。植え替えを兼ねて、株分けを施しておくと後々が楽になります。植え替えの適期は3月、または9~10月頃が目安です。

ジャーマンアイリスは浅く植えるため、根張りが弱い植え替え後は、風で転倒することがあります。支柱を立てておくと株が安定し、根張りも生長もスムーズになります。

株分け(根茎分け)

適期は8~9月です。根茎に傷をつけないよう、スコップを使って丁寧に堀り上げてから作業をしましょう。株は、親株と子株の分かれ目で折り取るか、園芸用のハサミを使ってカットします。1つの株に対して1~3つ程、芽が付いている状態で分けるようにしましょう。小さな子株は無理に分けず、親株につけたままにしておきます。

株分け後は、風通しのいい日陰で切り口をよく乾かしてから植え付けます。株の負担を減らすため、それぞれの葉を半分ほどに切りつめ、根は10cm程の長さに整えておきましょう。

寒冷地での株分けは早めの時期がおすすめです。寒くなる前に施し、根をしっかり張らせておくことで、翌年の立ち上がりがよくなります。

まとめ

年々、新しい品種が生まれて目を楽しませてくれるジャーマンアイリス。お庭や花壇で群生させるのもきれいですし、深めの鉢やプランターに植えて、大切にひと鉢を育ててみるのも楽しいです。つぼみがほころぶ様子も、大輪の花が開く様子も、間近で感じられるうえ、暮らしの時間の中にわくわくした気持ちを与えてくれます。

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