カランコエ(多肉・草花)の花言葉

株の形や葉の特徴、花色の違いなど、同じグループの中でも幅広いバリエーションを含むカランコエ。花を楽しむ草花タイプと、葉を鑑賞する多肉植物タイプ、大きく2つに分けられます。

ユニークな形状も多く、集め出したらとまらなくなりそうなカランコエには、花言葉もたくさんつけられています。

目次

カランコエとは?

ベンケイソウ科カランコエ属(リュウキュウベンケイ属)に分類される観葉植物です。原産地はアフリカ、中東、アジアなど。乾燥に強く、丈夫な性質を持っています。

花を咲かせる多年草カランコエは、小さくて可愛らしい星形の花をたくさんつけます。開花時期は、品種によって異なりますが、10~6月頃。つやのある肉厚の葉の中から、白・ピンク・黄・オレンジなど、鮮やかな小花をみせてくれます。咲き姿にも種類があります。八重咲やツリガネ状の花をつける品種も人気で、一般的に流通しているカランコエとは一風変わった雰囲気できれいです。

カランコエには、丈夫な性質にちなんで、ベニベンケイ(紅弁慶)という和名がつけられています。

カランコエの花言葉

「おおらかな心」

カランコエ属に分類される植物は、原種だけでも100種ほどあるといわれます。「おおらかな心」は、世界中の土地に馴染み、繁殖する力を持っていることからついた言葉だといわれています。環境を選ばず、誰が育てても花を咲かせてくれる生命力の強さに由来するという説もあります。

「たくさんの小さな思い出」

花茎の先に、小花がかわいらしく寄り集まって咲く姿に由来した花言葉です。

「長く続く愛」

カランコエは、開花期間が長い花です。きれいな姿を見られる時期が長いことに由来した花言葉だということです。

「あなたを守る」

カランコエの和名、ベニベンケイ(紅弁慶)が由来だとされています。平家物語や義経記など、数々の軍記物に登場する武蔵坊弁慶には、仕えていた源義経を守って絶命したという逸話が残されています。

「幸福を告げる」

ツリガネ状に咲くカランコエについた花言葉です。花の形が、幸せを告げるベルを連想させることからつけられたようです。また、小花が集まって咲く様子が、幸福そのものに見えることに由来した、と見る向きもあります。

英語の花言葉は、「popularity(人気・人望)」です。小さな花が身を寄せ合って咲く様子から、人々が集まってにぎわうさまをイメージしてつけられた花言葉だといわれています。

カランコエには、特に色別での花言葉はつけられていないようです。

人気多肉植物の花言葉

カランコエには、多肉植物タイプもあります。丸みのある肉厚の葉が、放射状につく品種がポピュラーです。葉につやのあるもの、産毛に覆われたシルバーリーフ、紅葉して葉色が変わる品種、模様が入るタイプなど、さまざまなカラーリーフを楽しむことができます。

多肉植物タイプのカランコエも、草花タイプと共通した花言葉を持ちます。

カランコエと同じく人気の高い、多肉植物の花言葉もあわせてご覧ください。

サボテン …「枯れない愛」「燃える心」「偉大」

多肉植物の王道、サボテン。漢字では「仙人掌」と書きます。中南米やアフリカの乾燥地帯を原産とするサボテンは、過酷な環境で生き残るために進化し、厚い皮で体内に水分を蓄え、トゲで身を守るかたちになったといいます。花言葉は、サボテンの性質や生命力にちなんでつけられたとされています。

アロエ …「健康」「万能」

葉を鑑賞する以外に、万能薬としての顔も持つアロエ。別名では「医者いらず」と称され、古来より炎症止めや消化促進、美肌対策など、人々の暮らしの中で薬効を発揮してきた植物です。

「健康」「万能」は、アロエの持つ力に由来した花言葉だということです。

ハオルチア …「小さな愛」

カランコエ同様、ロゼット状に生長する多肉植物、ハオルチア。果肉のような質感と、地上に出た半透明の「窓」が特徴的な多肉植物です。生長したハオルチアは、葉のすきまから茎を伸ばし、白やピンクの花を咲かせます。花言葉は、その小さな花や株姿に由来したものだといわれています。

セダム …「待ち続ける」「耐える」「枯れない思い」

同じベンケイソウ科に分類されるセダム。小さく華奢な葉を茂らせるセダムは、自生地では、山地や海沿いの岩上など、ほぼ土のない場所に根を張って生長します。厳しい環境にも負けないことから、グラウンドカバーや屋外緑化にも用いられる植物です。セダムには、丈夫な性質にちなんだ花言葉がつけられています。

アガベ …「繊細」「気高い貴婦人」

野性味あふれる見た目がおしゃれなアガベ。テキーラの原料にも用いられる植物です。数十年に1度だけ花を咲かせることから、「世紀の植物(センチュリープランツ)」と呼ばれています。

生涯に一度しか花を咲かせないことにちなんで「繊細」、ゆるやかに生長する姿が高貴にみえることから「気高い貴婦人」の花言葉がつけられたそうです。

まとめ

カラフルな花を咲かせるのも、ゆっくり生長する葉の変化を見るのも、どちらも選べるカランコエ。少し変わった品種は、店頭よりもネット販売の方が探しやすいかもしれません。

いずれのタイプも共通して、順応性が高く、丈夫な性質を持っています。カランコエは、園芸初心者の方におすすめしたい観葉植物です。

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