ハーブの花言葉

アロマテラピーやコスメの原料、ドリンクや料理を際立たせるアクセントとして、広く用いられているハーブ。元々は、ラテン語でヘルバ(Herba)=『草』を意味する言葉で、暮らしに役立つ植物の総称といわれています。特別な力があると信じられていたハーブの数々は、古来より民間療法や神事・占いなど、用途に合わせて使い分けられてきたようです。ハーブの花言葉には、薬効や歴史が反映されているのが興味深いところです。

目次

代表的なハーブと花言葉

ローズマリー

香草の定番ハーブのひとつ、ローズマリー。抗酸化作用が強いことでも知られ、「若返りのハーブ」とも呼ばれています。肉料理やジャガイモなどと特に相性のいいハーブです。

花期は品種によって異なりますが、10~5月頃。ローズマリーは、小さくて青い花を咲かせます。花言葉は、「記憶」「思い出」「静かな力強さ」「変わらぬ愛」。記憶力が高まるという言い伝えにちなんで「記憶」、香りが変わらないことから「変わらぬ愛」という花言葉がついたといわれています。

ラベンダー

「ハーブの女王」の別名でも知られるラベンダー。ラテン語で“ラヴァーレ(lavare:洗う)”が花名の語源だとされています。アロマテラピーの定番でもあるラベンダーは、古代エジプトを始め、世界各国で用いられてきた歴史を持つ伝統的なハーブのひとつです。

ラベンダーの花期は4~7月頃。花に含まれる水分が少ないため、ドライフラワーにしやすく、香りも持続しやすいのが魅力です。花言葉は、特徴的な香りや薬効に由来します。香りがもたらす鎮静作用から「沈黙」。殺菌・抗菌効果から「清潔」。不可思議なほど香りが強いことから「疑惑」。その他、花の姿から連想された「繊細」「優美」という花言葉を持っています。

レモンバーム

レモンのような爽やかな香りが特徴のレモンバーム。初夏に咲く白く小さな花がミツバチ(ギリシャ語・メリッサ)を呼び寄せやすいことから、別名「メリッサ」でも出回っています。

古来、炎症止めや止血の役割を果たす薬草として使われた他、魔除けや恋のお守りなどにも用いられていたといいます。消化促進や鎮静・抑うつに効果的なハーブティーとしても有名です。

花言葉は「思いやり」「同情」「共感」。治療に役立つ薬草だったことにちなんだ言葉だといわれています。

ミント

シソ科ハッカ属に分類されるミント。清涼感の代表格ともいえるほど、嗜好品によく登場するハーブです。種類は100種類以上にのぼるといわれますが、ペパーミント・スペアミントが一般的に知られています。香りの爽やかさだけではなく、効能も多いミント。消化改善、整腸作用、鎮静、美容効果に優れています。その他、虫よけ、スキンケアにもおすすめです。

ミントの花言葉は「美徳」「効能」。いずれも、幅広い薬効に由来してつけられた花言葉だということです。

バジル

イタリアンレシピに欠かせないハーブ、バジル。トマトとの相性が良いことでも知られ、近年は家庭菜園で育てる方も増えてきています。葉はフレッシュでも、乾燥ハーブとしても便利で、使い勝手はばつぐんです。

花言葉は多く、代表的なのは「神聖」「高貴」「好意」「好感」「幸運」などです。国によって異なる花言葉を集めたら多くなったことが推察されます。

インドでは、神事に欠かせない聖なる植物と位置付けられていたことから「神聖」「高貴」の花言葉が。また、イタリアではプロポーズのシンボルとしても認知されていることから「好意」「好感」「幸運」という言葉がつけられました。国が変わると、植物の役割が大きく変わることがわかる1例です。

和ハーブの花言葉

ハーブ文化は、海外に限ったものではありません。日本でも昔から、植物を使った民間療法は数多く存在し、便利な市販薬などなかった頃から、人々の暮らしを支えてきていました。植物の持つ薬効と、人の持つ知恵は、現代へと語り継がれています。

<代表的な和ハーブと花言葉>

・ワサビ …「目覚め」「うれし涙」

・シソ …「力が蘇る」「善良な家風」

・ドクダミ …「野生」「白い追憶」

・ヨモギ …「幸福」「平和」

・ショウガ …「豊かな心」「信頼」

・ミツバ …「奔放」「意地っ張り」

・サンショウ …「健康」「魅惑」

洋風のハーブとは違い、華やかさはないかもしれませんが、懐かしいなじみやすさがあるのが和ハーブの良さです。ワークショップや体験型イベントなど、日本各地で和ハーブの魅力を伝える取り組みが積極的になされています。

まとめ

身近な植物を生活に取り入れながら、人々は自然とその恩恵を受けてきました。薬草を育てたり、干したり煎じたり、魔除けや恋のおまじないに使ったり。そのような暮らしは、現代ではもはやファンタジーのように感じられます。

手段が選べ、合理的に生きられるのがいまの時代の良さです。ハーブの歴史を知り、紐づいた花言葉に思いを馳せると、現在の幸せにあらためて気づけるような気もします。

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