ホヤ・カーリーの育て方

ぷっくりと水分を含んだ多肉質の葉が愛らしいホヤ・カーリー。バレンタインなどのイベントシーズンになると、ハート型の葉が植えられたミニ鉢がたくさん出回ります。ラブハートとも呼ばれるホヤ・カーリーとは、どんな性質を持ち、どのように生長する植物なのでしょうか。

目次

基本情報

ホヤ・カーリーは、キョウチクトウ(ガガイモ)科サクララン(ホヤ)属に分類される多年草です。原産地は熱帯アジア。大きな樹木の幹や、岩などに張りつきながら生長する着生植物の1種です。ホヤの仲間は、世界に200種ほどあるといわれています。

ハート型の葉の部分だけを植えた状態で売られていることの多いホヤ・カーリーですが、サボテンなどの多肉植物と異なり、葉が本体というわけではありません。本来はつる性植物で、ポトスのようにつるを伸ばしながら葉を増やして成長していきます。葉色は、きれいなグリーン1色ものが多く流通していますが、葉のふちに白く斑(ふ)が入る品種も人気です。

ホヤ・カーリーは、シャムサクラランという別名を持ちます。また、ハート型の葉にちなんで、ハートプランツとも呼ばれています。

花と花言葉

ホヤ・カーリーは、大きく生長すると花をつけることがあります。開花時期は6~9月頃。白く小さな星型の小花がボール状にまとまって咲き、開花するとかすかな芳香を漂わせます。

花言葉は、「恋が成就する」「幸福の訪れ」。原産地であるタイから伝わった、恋愛成就の言い伝えが由来だとされています。タイでは、好きな人へホヤ・カーリーを贈ると、恋が叶うといわれているそうです。

ホヤ・カーリーの育て方

日当たりと環境

風通しがよく、日の当たる場所を好みます。耐陰性はありますが、定期的に明るい場所に移し、日光浴をさせてあげるようにしましょう。強い日差しに当たると、葉焼けを起こします。葉が焼けて変色すると元には戻らないため、直射日光が強い季節は、午前中だけ日が差す半日陰に移してあげるようにしてください。窓辺に置く場合は、薄手のカーテンなどで遮光しましょう。

生育に適した気温は20~30℃くらいです。寒さには弱いため、冬場は10℃を下回らない場所に移しましょう。暖かい部屋の奥側、床より高い場所に置くと、寒暖差で負担をかけにくくなります。

水やり

多肉質のため、基本的に乾燥には強い植物です。春~秋の生長期には、土の表面が乾いたらたっぷり水をあげてください。次の水やりは、土が乾ききるまで間隔をあけるようにしましょう。葉に少しシワが寄ってからでも大丈夫です。

冬場は、水分が蒸発しにくく、根からの吸収がゆるやかになるため、水やりの頻度を落として乾燥気味に育てるようにしましょう。

ホヤ・カーリーは、乾燥に強い分、根が湿ったままの状態がつづくことで弱る性質があります。根腐れを防ぐため、水のやりすぎや、受け皿に水がたまったままの状態は避けるようにしましょう。

空気中の湿度が高い環境を好むため、霧吹きなどで定期的に葉を湿らせてあげるのがおすすめです。

用土と肥料

水はけの良い土でよく育ちます。植え付けや植え替えには、市販の観葉植物用の土を使うのが便利です。

肥料は、かならずしも必要なわけではありません。生長期の5~9月中に、水で薄めた液体肥料を与える程度で充分です。冬場や、株に元気がないときに肥料を与えるのは根を傷めるため避けましょう。

植え替え

2年に1回程度を目安に、ひとまわり大きな鉢に植え替えるようにしましょう。適期は5~6月くらいです。

株を元の鉢から引き抜き、古い土は優しく払いましょう。根を傷めると生育が衰えてしまうことがあるため、黒ずんで傷んでいる根があれば取り除く程度にとどめます。

土は柔らかくほぐしてから新しい鉢に入れ、空気を十分に含ませるようにしながら植えましょう。植え替えたら、水をたっぷりと与え、風通しのいい日陰で1週間ほどなじませましょう。

増やし方

ホヤ・カーリーは、挿し木で増やすことが出来ます。適期は5~7月頃です。伸びた茎を2~3節で切り、

葉を3枚ほど残して下葉を取っておきましょう。バーミキュライトや鹿沼土などに挿し、土が乾燥しないようにしながら、発根するのを待ちます。1ヶ月程度経過して根が出たら、鉢植えに移し替えてください。

挿し床に挿す際、上下を間違えないように注意しましょう。1本だと、鉢植えにしたときにボリュームが出ないため、1鉢に3本くらい植え付けるのがおすすめです。

葉1枚のホヤ・カーリー

よく出回っている葉だけのホヤ・カーリーは、大きく生長しにくいともいわれています。理由は、つるを伸ばす生長点が切り落とされていることが多いからです。新芽は、葉と茎の接合部分から出るのですが、葉のみのホヤ・カーリーには生長点が切られているものがあります。そのため、根は伸びるのですが、新しい葉やつるが生えにくいのです。

観賞用として売られている鉢植えは、ノリなどで土が固められている鉢が多いです。ある程度飾ったら、固まった土を水に浸けてほぐし、観葉植物用の土に植え替えましょう。ハート型の葉の付け根がしっかりあれば、植え替えることで生長を促すことが出来ます。

まとめ

つるを長く伸ばして生長するホヤ・カーリー。垂れ下がる葉を活かして、高い場所に飾ったり、ハンギングにして吊るしたりして育てるのも素敵です。つるが生長し、見応えが出るほどの株になれば、花を楽しむこともできるかもしれません。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

植物と共に暮らす魅力の拡散にご協力ください!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる