観葉植物の雑草対策

春から秋にかけて、多くの植物が生長期を迎えます。日差しを好む種類であれば、暖かい季節は屋外に鉢植えを移して育てるケースも多いのではないでしょうか。

生育が活発になるのは、観葉植物だけではありません。土の表面を覆うように、雑草もはびこりやすくなる季節です。上手に雑草対策をしながら、植物の外観を守りましょう。

目次

なぜ雑草が生えるのか?

タネを蒔いた覚えもないのに、土に次々と芽を出す雑草。何の植物かわからないものの、抜いても抜いても生えてくるのは不思議です。一般的に、草類のタネは目に見えないほど小さく、土中に混ざっていることも多いです。その上、性質が非常に丈夫なものばかりなので、タネだけでなく、紛れているのが茎や根の一部であっても生長します。中には、乱獲に負けないように、時期をずらして発芽するものもあるようです。

また、屋外で育てていると、雨や風に乗って届き、表土に付着することも多々あります。室内のみで育てている鉢植えと、屋外で育てている鉢植えをくらべた場合、圧倒的に屋外管理の鉢植えの方が雑草は生えやすくなります。

観葉植物の対策

マルチング

株周りにマルチングをしておくことで、観葉植物の生長を妨げずに雑草を防ぐことが出来ます。

マルチングとは、一般的に、野菜や花などの植物を育てるときに、表土を園芸用素材で覆うことをいいます。

施すことで、土の環境を良好に保ち、育てている間の手間を減らしてくれる効果があります。雑草を防ぐだけでなく、泥はねによる病気予防や、土中の防虫効果、保温・保湿効果も期待できます。

<マルチング素材例>

①バークチップ …マツの樹皮を乾燥させ、チップ状に砕いたもの。チップが大きく、やや赤みが強いのが特徴です。マルチング素材の定番ともいわれ、インテリアバークとも呼ばれています。

②ウッドチップ …ヒノキや杉などの木材を砕いたもの。バークチップよりも細かく、白っぽい色をしています。ナチュラルな雰囲気を出したいときによく合います。木の種類によって、香りが異なるのも特徴です。

③ココヤシファイバー …ヤシの実の繊維を用いた素材。薄いブラウン系で、糸状の繊維がふんわりと株元を覆うため、通気性に優れています。無造作に覆うだけで、やわらかい雰囲気に仕上がります。

④玉石(化粧石) …丸みのある玉石のマルチング素材。和の雰囲気に合わせたり、多肉植物に使ったりするとモダンに仕上がります。木材と比べ、保温性・保湿性が高くなり、重量感が出ます。

グランドカバーを植える

雑草を生やさないよう、あらかじめグランドカバーを植え込んでおくのも効果的です。グランドカバープランツとは、地表を覆うように育つ植物のことです。這うように生長するものが多く、環境を選ばず育つ丈夫さが特徴です。生命力の強さから、壁面や屋上緑化にも用いられる植物も多々あります。観葉植物本体と合わせると、奥行きが出るうえ、寄せ植えのように仕立てられるのでおすすめです。

<おすすめグランドカバー>

①アイビー

つるを伸ばしながら生長するアイビー。ツタのような形の葉が、つるにグラデーション状に連なって生長します。繁殖力に優れ、屋内外問わず育つ高い順応性があります。グリーン単色以外に、白や黄色の斑(ふ)入りと組み合わせてもきれいです。

②ワイヤープランツ

ハリガネのように細いつるに、小さくて丸い葉を茂らせるワイヤープランツ。繊細な見た目をしていますが、性質としてはかなり丈夫です。日陰でも育ちやすく、生長するにつれて、伸びたつると葉がこんもりと株元を覆い隠し、ボリューム感を楽しむことが出来ます。

③セダム

多肉植物の1種、セダム。品種は同じでも、葉の形状や大きさに幅広いバリエーションがあり、セダムだけの寄せ植えも見応えがあります。乾燥に強く、屋外でのグランドカバーにも向いています。生長旺盛で、落ちた葉からも簡単に増えます。

きのこ対策

観葉植物に生えるのは、雑草だけではありません。地表にキノコが生えていたら、早めに対策をしましょう。キノコは雑草よりも増えやすいため注意が必要です。表面に生えたものを取り除いても、時間を置かずまた何度でも生えてきます。キノコが育つ環境が揃ってしまった場合、土ごと対処をする必要があります。

雑草のタネと同じように、キノコの胞子はどこからか運ばれてきます。それ自体は珍しい事ではありませんし、胞子があっても必ずキノコが生えるとは限りません。ですが、キノコが生長しやすい環境であれば、生えたキノコ自身の胞子で次々と繁殖してしまうのです。

<植物のキノコ対策>

①土を日干しにする

土を日干しして、キノコの好む湿気を抜く方法です。植木鉢から株を抜き、優しく土を落とします。根元までキノコが生えている場合は、水を張ったバケツに根をつけて古い土を一度落としましょう。

広げたブルーシートなどの上に、土をまいて薄く広げ、カラカラになるまで太陽の光に当てましょう。鉢の内側も日干しし、よく乾燥させます。日干しが充分出来たら、再度植物を植えて整えます。植え込み終えたら、一度たっぷりと水をやり、風通しのいい日陰で1週間ほどなじませましょう。

②土の消毒

黒いビニール袋にキノコが生えた土を入れ、熱を使って消毒します。①と異なるのは、湿気を抜くことが目的ではなく、熱を加えて菌や胞子を消すことが目的です。

袋の中では、できるだけ土を薄く広げたうえで、直射日光の元にさらします。時間が経ったら袋を裏返しながら、まんべんなく熱が行き渡るようにしましょう。熱の伝わりやすいコンクリートの上だと効果的です。

まとめ

観葉植物に雑草が生えるのは、土を使う以上、自然なことではあります。ひと手間かけるだけで、薬剤を使わなくても雑草を減らすことが出来ます。

日々観察していることによって、ちょっとした変化に気づきやすくなります。雑草に限らず、なにか変化があっても、早く気づければ、対策も早く打てるので安心です。

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