ザミオクルカス・ザミフォーリアの育て方は?金運アップの効果も・・・?

ザミオクルカス・ザミフォーリアの育て方をご紹介。規則正しく並んだ葉を羽根のように広げる、ザミオクルカス・ザミフォーリア。ツバキに似た葉は肉厚で、つややかな緑は生命力にあふれた美しさをたたえています。海外でも人気の高い観葉植物、ザミオクルカス・ザミフォーリアに、今注目が集まっています。

目次

ザミオクルカス・ザミフォーリアの基本情報

舌を噛みそうに長い名前のザミオクルカス・ザミフォーリア。名前は、「Zamioculcas zamiifolia」という学名そのままです。海外ではZZ Plantという愛称で呼ばれています。

原産地はアフリカ東部。サトイモ科ザミオクルカス属に分類される常緑多肉性多年草です。株姿がソテツ科のザミアに似ていることから、「ザミオクルカス=ザミアに似たサトイモ」という名前がついたということです。

ザミオクルカスは、葉軸が地面から上へ突き出すように勢いよく伸びていく姿が印象的な植物です。つぼみのように葉を閉じたまま新芽を伸ばし、花が開くように葉を広げる特徴があります。草丈は50cm前後ですが、環境が馴染むと1mくらいに生長します。

乾燥に強く、虫がつきにくく病気になりにくい丈夫な性質のため、育てやすいと人気の観葉植物です。

ザミオクルカスは、金運アップの富貴植物としても知られています。葉の形が小判に似ていることから、中国では「金銭樹」の名称で呼ばれています。

ザミオクルカスの花

花は、サトイモ科特有の控えめな花をつけます。土から立ち上がるように、短い棒状の肉穂花序(にくすいかじょ)がつきます。花を包む仏炎苞(ぶつえんほう)は黄緑色、花はやわらかいクリーム色です。

開花時期は、9~10月頃ですが、環境が異なることもあり、残念ながら日本ではあまり見ることが出来ないようです。

ザミオクルカスの花言葉は、「輝く未来」。生育が良く、たくさんの葉や根を付ける生命力の強さに由来した言葉だといわれています。

ザミオクルカス・ザミフォーリアの育て方

日当たりと環境

通年、明るい半日陰でよく育ちます。薄手のカーテン越しで、午前中だけ日光が当たるような場所が望ましいです。冬以外の季節は、屋外でも育てることが出来ます。風通しのいい日陰に置いてあげるようにしましょう。

真夏の直射日光や強い西日が苦手です。葉焼けを防ぎ、株を弱らせないために、強すぎる光が当たらないよう調整してあげてください。

耐陰性はありますが、光不足になると、間延びして生命力に欠けた株姿になります。新芽の色つきや葉軸の自立性に影響するため、生長に日々の日光は欠かせません。

気温

25℃前後の環境で最も生長し、活発に新葉を展開させます。35℃を超える酷暑では生長が緩慢になりますが、暑さが落ち着くとまた葉をつけるようになります。

気温が15℃を下回るようになると生長が止まります。

越冬できる最低気温は5℃です。屋外で育てている場合、気温15℃を目安に室内へ移してあげるようにしましょう。寒暖差が原因で下葉が枯れることがあります。急な気温変化にさらさないように気をつけましょう。

水やり

多肉性で葉と根に水を蓄えているため、水切れの心配はあまりありません。

春~秋の間は、土がしっかり乾いたことを確認してからたっぷりと水をあげます。鉢全体に水が行きわたり、底から水が染みだしてくるまでの量が目安です。

冬場は、多くの水を必要としません。土が乾いてから2~3日程度空けて、たっぷりと水をあげましょう。乾燥気味に育て、樹液の濃度を上げることで、耐寒性を高めることが出来ます。

ザミオクルカスは、土の過湿に注意しましょう。土が湿っている状態で水やりを行うと根が窒息し、根腐れにつながります。

剪定

葉が混み入ってきたら、葉軸の根元から剪定して風通しを良くしてあげましょう。

ザミオクルカスの樹液には、毒性のあるシュウ酸カルシウムが含まれています。肌が弱い方はかぶれてしまうことがあるため、剪定や植え替え時はゴム手袋をしておくと安心です。

ご家庭に小さいお子様やペットがいる場合は、誤って口にしないよう気をつけてください。

切った葉軸は、そのまま花瓶などに生けて飾るのもきれいです。

植え替え・株分け

ザミオクルカスは生長が旺盛な分、根が張りやすいです。植え替えは1~2年に1回行うようにしましょう。根が詰まりすぎると枯れやすくなるうえ、張った根が詰まって鉢から抜けなくなり、植え替えが困難になります。

株分けして増やす場合は、植え替えと同時に行うようにします。株を引き抜いて、伸びすぎた根を半分程度まで切り戻します。株の根元には、丸いイモ状の根がついています。株分けする際は、根茎ごと手で分けて別の鉢に植えましょう。

植え替え・株分けには新しい土と鉢底石を使います。市販の観葉植物用の培養土をそのまま使えますが、水はけをよくするためにパーライトを2割程度混ぜ込むのもおすすめです。

定期的に株分けを行うと、親株が元気に育ちます。

まとめ

スマートに伸びる葉軸に、つややかな葉が並ぶ様子には活気があふれ、力強い美しさがあります。ザミオクルカス・ザミフォーリアは、ご自宅を飾るだけでなく、ギフトとしてもおすすめしたい観葉植物です。

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