カシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)の育て方

カシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)の育て方をお届け。深い緑の葉と、シックな茶色の幹のコントラスト。美しく大きな葉をのびのびと広げるカシワバゴムノキは、リビングを彩るシンボルツリーとしても人気の観葉植物です。幅広い仲間を持つゴムノキの一種、カシワバゴムノキについて、一緒に見ていきましょう。

目次

カシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)の基本情報

カシワバゴムノキの原産地はアフリカの熱帯雨林地帯。クワ科フィカス属の常緑高木のひとつです。自生地では、10mを超える高さに生長しますが、鑑賞用のものは1m前後で販売されています。日陰でも育ち、寒さにも強い性質から、育てやすい観葉植物として定評があります。

カシワバゴムノキの特徴は、波打った大きくて丸い葉です。見た目や質感が柏の葉っぱに似ていることから、この和名が名付けられました。学名はフィカス・リラータ。リラータ(Lyrata)=「竪琴(たてごと:縦に張った弦で鳴らす楽器)」を表す言葉です。

園芸品種として、カシワバゴムノキを小さく改良したフィカス・リラータ・バンビーノ(カシワバゴムバンビーノ)も注目されており、多く出回っています。

ゴムノキ全般の花言葉は「永遠の幸せ」。生命力が強いことにちなんだ言葉がつけられています。

「ゴムノキ」は運気アップにも◎

風水の観点で見ると、観葉植物=生命力そのものという位置づけにあたり、置くだけで運気が上がるといわれています。カシワバゴムノキ含む「ゴムノキ」の種類は、運気アップに最適な要素が盛り込まれた観葉植物です。

手のひらをイメージさせる丸く大きな葉は、お金を包み込む手を連想させることから、金運アップに。

丸みを帯びた葉は「調和」「癒し」を、上に伸びる葉は「発展」「成功」をもたらすといわれています。 

室内に入り乱れた気を中和し、陽の気へと促してくれる効果を期待して、リビングや寝室に置いてみるのもおすすめです。

カシワバゴムノキの育て方

大株で育てる場合

カシワバゴムノキは中~大型のものが多いです。鉢が大きくなると重さが出るため、お掃除の際や水やり、置き場所を変えたいとき、移動の負担がかからないようにしておくと安心です。

キャスター付きの花台や、すべりのいい小さめのラグに置いておくのがおすすめです。

日当たりと環境

日光が大好きなので、真夏以外は窓のそばなど、光のよく当たる場所に置いてあげましょう。強い日差しは葉が焼ける事があるため、日差しの強い季節は薄手のカーテンやシェードで遮光してあげるようにします。耐陰性があり、比較的暗い場所でも育てる事ができますが、日照不足になると下葉が落ちることがあります。

過度な乾燥を招いてしまうため、エアコンやサーキュレーターの風が直接あたらないよう、風向きには注意してあげてください。

気温

生育に適した気温は、18~30℃くらい。春と秋に最もよく生長します。夏場、35℃を超えるとやや生長が鈍くなります。

10℃あれば、問題なく越冬が出来ます。冬場は最低でも5℃を下回ることがない場所に置くようにしましょう。

水やり

生長期にあたる春~秋は、たっぷりと水をあげましょう。土の表面が白く乾いたら、鉢全体に行きわたるようなイメージで水をあげます。反対に冬場は、やや乾かし気味に育てます。土の表面が乾いてから3日程空けて水をあげるようにしましょう。いずれの季節も、「土が乾くまで待つ」「乾いたらたっぷりとあげる」をくりかえすことで、水のやり過ぎによる根腐れを防ぐことが出来ます。

葉が乾燥しないよう、霧吹きで水を吹きかけて湿度を保つようにしましょう。エアコンを使う季節は特に空気が乾燥します。葉の表だけでなく裏にもしっかりと葉水をすることで、葉の色ツヤを保ちつつ害虫を予防してくれる効果があります。

葉の管理

カシワバゴムノキは、葉が大きいことが特徴です。葉が混み合い、重なるようになったら適宜剪定して風通しをよくしてあげましょう。ゴムノキ全般は、切り口から白い樹液が出ます。すぐに洗えば落ちますが、肌が弱い方は、ゴム手袋があると安心です。

長く育てていると葉の表面にホコリがたまるため、濡れたやわらかい布で定期的に拭きとってあげるとツヤが保てます。浴室のシャワーでやさしく水をかけて流してあげるのもおすすめです。シャワーの水流で土をえぐってしまうことがないよう、水の向きに注意しましょう。

光の入る方向に注意

植物全般、光のある方に向かって生長します。ワンルームや、窓がひとつしかない部屋の場合、光が入る方向へ向かって茎が曲がったり、葉の向きが同じ側に偏ったりします。

バランスよく育つよう、まんべんなく光があたるようにして育てましょう。1週間に1回程度、鉢の向きを変えてあげるだけでも、樹形の崩れを緩和出来ます。

もしバランスの偏りに気づいたら、光が当たっていなかった方を窓際に向けるように置き、時間をかけて株姿を整えてあげるようにしましょう。

まとめ

カシワバゴムノキは、ダイナミックでボリュームのある樹形が魅力的です。空間に奥行きが出るので、思い切って大きな鉢をお部屋に置いてみてはいかがでしょう。室内にいながら木陰で憩っているような、よりくつろげる場所にグレードアップしますよ。

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