赤玉土と鹿沼土の違いは?使い方もご紹介

観葉植物を育てるベースとなる土。よく用いられているのが「赤玉土」と「鹿沼土」です。2種類の基本用土の違いと使い方についてまとめてみました。

目次

基本用土と水はけについて

観葉植物は、程度の違いはあるものの、水はけがいいものを好む種類が多いです。

「水はけがいい=土が乾きやすい」ことを指し、「水はけが悪い=湿った状態が長く続く」ことになります。植物は根から水だけでなく、酸素を吸って生きています。ほどよく土が乾くことで、根が呼吸しやすい状態になるということ。葉をメインで楽しむ植物は、根から多くの酸素を吸収する性質のものが多いといえます。

土は、砂状より粒状の方が通気性はよくなります。基本用土として多く用いられる「赤玉土」と「鹿沼土」は粒状です。

粒の大きさを変えることで、土中の通気性の良さを変えることが出来るのも特徴のひとつです。

土のpH値

pH(ペーハー)という言葉を耳にしたことがありませんでしょうか。pHは酸性~アルカリ性を表す単位です。酸性が強いのは1、7が中性、アルカリ性が強いのが14です。

赤玉土と鹿沼土は、採掘される層も性質も似ているのですが、異なるのはpH値です。

  • 赤玉土……pH6.0程度 弱酸性
  • 鹿沼土……pH4~5 酸性

日本は酸性の雨が降るため、改良されていない土地は基本的に弱酸性です。一般的に流通している観葉植物の多くは、中性~弱酸性の土壌でよく育ちます。

鹿沼土は酸性が強いため、日本に自生する植物の基本用土に向いています。

一方で赤玉土の出番が多いのは、酸度調整の手間がなく、比較的どの植物とも相性がいいためです。

植物に使われる用土にはpHの記載がされているものが多く、これを指標にして植物を選んだり、pHを調整したりします。

粒の種類と用途

赤玉土・鹿沼土は、粒の大きさで分けられ販売されています。粒が大きいほど、土に隙間が出来るため水はけがよくなり、小さいほど水持ちがよくなります。分類される粒の大きさは、赤玉土・鹿沼土共通です。

①大粒……1粒 12~20mm

ゴロ土とも呼ばれ、主に鉢底石として使用されます。

水やりを繰り返すうちに粒がつぶれ、形が崩れてくるため、定期的に交換してあげる必要があります。

②中粒……1粒6~12mm

背の高い樹木、根が太い植物の植え込み材としてよく使われています。

水はけを良くするために、鉢底石と培養土の間に挟むように用いられることも。小さい植木鉢であれば、鉢底石として使用することも可能です。軽石状の鉢底石よりも保水性が高いため、水切れに弱い植物に向いています。

③小粒……1粒2~6mm

最も汎用性が高いのが小粒です。観葉植物用の基本用土として使われています。

腐葉土などとブレンドして培養土にする他、挿し木にもよく使われる種類です。保水性・排水性のバランスに優れており、細い根が多い植物は、根がよく張るようになります。

赤玉土とは?

関東平野に広がる土壌・関東ローム層から採掘される赤土。それをふるい分けしたものが赤玉土です。原料は降り積もった火山灰で、成分には鉄・ケイ酸・アルミなどを含みます。赤褐色をしているのは、含まれる鉄分の影響です。通気性・保水性・保肥性に富んだ性質を持ち、観葉植物全般と相性のいい基本用土です。

赤玉土は粘土質で無機質な用土のため、雑菌が繁殖しにくいというメリットがあります。

粒の大きさによって、水はけの良さを調整することが出来ます。

赤玉土の使い方

肥料となる成分を含んでいないため、腐葉土と併せて使われることが多いです。腐葉土は、微生物やミミズなどの虫が落ち葉や枯れ枝を長時間かけて分解させたもの。基本用土と混ぜて、土壌改善の目的で用いられることが多い土です。

植物に合わせて変わることもありますが、赤玉土7:腐葉土3の割合が黄金比ともいわれています。赤玉土は雑菌などが繁殖しにくいため、挿し木にも便利です。

また、観葉植物の土の表面に赤玉土を敷くことで、雑菌やコバエを防ぐ効果があるとされています。

鹿沼土とは?

赤玉土と並んで使われる園芸の基本的な土です。赤玉土同様、関東ローム層から採掘されますが、栃木県鹿沼市が原産のため、地名がつけられています。

鹿沼土は、火山灰がベースになった軽石状の土で、多孔質(目に見えない細かい孔がたくさん空いたもの)のため、通気性や保水性に富んでいます。空気をたくさん含むことが出来るため、暑さや寒さから根を守ることが出来ます。赤玉土と性質は似ていますが、鹿沼土のはベージュ寄りの白色をしています。

鹿沼土の使い方

鹿沼土は、酸性の土壌を好むサツキやラン、ブルーベリー、日本原産の山野草などの栽培によく用いられます。また、一般的な観葉植物の基本用土として、赤玉土の性質を補うように併せて使われることも多いです。

特徴を理解して使い分けを

赤玉土と鹿沼土は、観葉植物を育てる上で欠かせない土です。長期間使うと劣化してしまう特徴を補うため、硬く焼き上げられた硬質の土も販売されています。通常の土よりやや高価ですが、長持ちするメリットがあります。ご自身で購入する機会があったら、一度比べてみてくださいね。

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