パンジーの花言葉

ガーデニングの代表品種のひとつ、パンジー。目にする機会も多く、きれいな花色で楽しませてくれる定番のお花でもあります。パンジーには、どんな花言葉があるのでしょうか。近い品種のスミレやビオラとの違いも併せて見ていきましょう。

目次

パンジーの基本情報

パンジーは、スミレ科に分類される1年草の園芸植物です。19世紀の初め頃、野生種のスミレを複数かけあわせて生まれた花に端を発し、品種改良に盛んに行われつづけて現在に至ります。

パンジーの花は、花びらが広く丸みがあるものが一般的ですが、大きさや色のバリエーション・咲き方を含めると、数千にものぼる園芸品種があるといわれています。交雑によって生まれた花であるため、自生する原種パンジーというものはありません。

パンジーは江戸時代末期に日本に渡ったといわれており、和名では「遊蝶花(ユウチョウカ)」、「胡蝶菫(コチョウスミレ)」、「三色菫(サンシキスミレ)」という名前がつけられています。

花の時期は11~5月と品種によって広がりがあり、上手に植えると長く楽しめる花でもあります。

人の顔に見える花

パンジーには、「人面草(ジンメンソウ)」という別名があります。

代表的なパンジーの品種には、花の中心にブロッチと呼ばれる斑点状の模様が入ります。花びらとは色が異なるため、独特の模様のように見えるものです。ブロッチが入ったパンジーは、どこか顔のように見えることから、こう呼ばれるようになったといわれています。顔のように見える花と、やや前傾する花姿は、花言葉にも深くかかわってくる特徴です。

パンジーの花言葉

全般に共通する花言葉

「もの思い」「私を思って」「純愛や物思いにふける」「思索」「思想」「楽しい思い」「私を思ってください」「平穏」「心の平和」「遠慮」

共通してつけられている花言葉には、“考える”ことが多く含まれています。

パンジーの花や咲いた姿は、頭を垂れ、物思いにふける人間を連想させることから、これらの花言葉がつけられたようです。

英語での花言葉は、「think of me(私を思って)」「memories(思い出)」です。

パンジー(Pansy)という名前も、思想を意味するフランス語のパンセpenséeに由来しています。

また、パンジーは彩り豊かな花色とは裏腹に、花特有の香りを持たないという特徴があります。昔、パンジーにはスミレに似た甘い香りがあったといわれています。香りに誘われた人間たちに乱獲をされるようになったため、パンジーは神様にお願いし、良い香りをなくしてもらったという言い伝えがあります。この逸話に由来した花言葉が「遠慮」だといわれています。

色別の花言葉

パンジーは色ごとにも花言葉を持っています。思想に関わる花言葉だけでなく、色から連想されるイメージが多くつけられているようです。

  • 紫のパンジー …「思慮深い」「You occupy my thoughts(あなたのことで頭がいっぱい)」
  • 黄色いパンジー …「つつましい幸せ」「田園の喜び」「remembrance(記憶)」
  • 白いパンジー …「温順」「thoughts of love(愛の思い)」
  • アプリコット色 …「天真爛漫」「innocence(天真爛漫)」

スミレ・パンジー・ビオラの違い

パンジーとつながりが深いのがスミレとビオラ。いずれも、同じスミレ科スミレ属に分類される植物です。

スミレが元となって、つくられたのがパンジーとビオラです。これまでは大きいのがパンジー、小さいのがビオラと、大まかに花の直径で区別されてきました。

園芸品種のバリエーションが多くなった現在、パンジーとビオラは見た目や名前で区別がつきにくくなってきているため、これらの境界線はあいまいになってきています。小さくて華奢な姿をしているのがスミレ、豪華な花姿をしているのがパンジー、小ぶりで可愛らしいのがビオラと、客観的なイメージで分ける向きもあるようです。

スミレ・ビオラの花言葉

  • スミレ …「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」
  • ビオラ …「誠実」「信頼」「忠実」「少女の恋」

パンジーはバレンタインの花

日本でも定番イベントとなっているバレンタインデー。

かつてバレンタインデーは、キリスト教の司祭・ヴァレンティヌス(聖バレンタイン)を祀る日でした。ローマ皇帝に背き、禁止されていた結婚式を内緒で執り行っていたことが理由で、ヴァレンティヌスは処刑されました。ヴァレンティヌスは生前、牢獄の窓辺に咲くスミレに「私を忘れないでください」というメッセージを付け、鳩に思いを託したと言い伝えられています。この言い伝えの解釈がパンジーにも広がり、バレンタインデーにはスミレやパンジーを贈る習慣が生まれ、思いを伝えるバレンタインデーへとつながったようです。

ヨーロッパでパンジーは、愛を得られる花としても知られ、バレンタインの名前を冠したパンジーもつくられています。

まとめ

パンジーは、恋愛にまつわるロマンチックな逸話を多く持っている花です。花言葉がたくさんあるのは、それだけ人同士をつなぐために一役買ってきた証拠だといえるかもしれません。

バレンタインデーだけでなく、大切な思いを伝えたいときに渡したい花でもあります。きれいな品種がたくさんありますので、きっと素敵な花が見つかりますよ。

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