アグラオネマ・ピクタムの育て方

独特の葉の模様が魅力的なアグラオネマ・ピクタム。観賞価値の高さや希少性、コレクター率の高さから、高値で売買されることも珍しくありません。育てる人を虜にしてしまう、アグラオネマ・ピクタム。その魅力と育て方についてまとめてみました。

目次

基本情報

アグラオネマ・ピクタム(Aglaonema pictum)は、サトイモ科アグラオネマ属(リョクチク属)に分類される熱帯植物です。インドネシアのスマトラ島や、周辺の島々に自生しています。

アグラオネマは、インドや東南アジアを始め、アジア近辺の熱帯地域に50種程が分布しています。いずれも、葉の色や形状に特徴があり、インテリア性の高い観葉植物として人気があります。耐陰性があり、湿気を好むため、水槽で生態系をつくるアクアリウムやパルダリウムなどにも用いられます。

数あるアグラオネマの中でも、アグラオネマ・ピクタムの特徴は、葉に入るカモフラージュ柄。葉が成長するにつれて、緑~白の斑(ふ)が迷彩模様のようにランダムに入ります。2色=バイカラー、3 色=トリカラー、4色以上はマルチカラーと呼ばれ、中でもトリカラーが特に高い注目を集めています。

アグラオネマ・ピクタムの育て方

日当たり

アグラオネマ・ピクタムは、強い日差しが得意ではありません。年間を通じて、光が数時間程度入る半日陰に置いて育てましょう。耐陰性が強いため、日の当たりにくい室内栽培に向いています。日陰であれば、真夏と冬以外は屋外でも育てることも可能です。日差しに当たると、葉焼けを起こして斑が傷んだり、葉が変色したりするため注意が必要です。葉焼けを起こした葉は元に戻らないため、焼けた部分をハサミで切り取るか、葉ごと切り落とすようにしましょう。

生育気温

よく生長する気温は15℃前後が目安です。寒さに弱いため、長く育てるには冬越しがポイントになります。最低でも10℃以上を保てる環境で育ててあげましょう。屋外栽培をする場合、肌寒さを感じる10月以降は室内に入れるようにします。冷気の伝わりやすい窓際や床の直置きは控え、あたたかい部屋の中央で冬を越すのが安心です。

水やりと過湿

土が乾いたら、株元にたっぷりと水をあげるようにします。湿った環境でも育ちますが、しっかり土が乾いてから水やりをする習慣をつけると、根がしっかりと育ち、生長を助けてくれます。

空中湿度が高い状態を好むため、葉は乾燥させないように気をつけましょう。1日1回程度、霧吹きで葉の表裏を湿らせてあげるのがおすすめです。裏までしっかり湿らせてあげることで、葉裏につきやすい害虫を防ぐ効果もあります。

エアコンやサーキュレーターの直風は、温度差をつくり、株に負担をかけることになるため避けましょう。

用土

市販の観葉植物用の培養土でよく育ちます。ミズゴケを根にからませて育てることも可能です。ミズゴケ栽培は土を使わないため、扱いやすいというメリットがあります。大きく育てたい場合、土に植えた方がよく生長します。

植え替え

長く育てていると根がつまってくるため、1~2年に1回程度で植え替えをしましょう。植え替えに適した時期は、生長期の5~7月頃です。秋に施しても大丈夫ですが、生長期序盤に済ませた方が、株の回復と生長が早まります。

植え替え時は、新しい鉢と土を用意します。古い鉢から株を抜き、土を1/3程度落として、ひとまわり大きな鉢に植え替えます。土を落とす際、根にふれて様子を見ましょう。伸びすぎた根は、半分程度まで切り詰め、さわってぼろぼろと落ちる根があればしっかりと取り除いてから植え替えるようにしましょう。

株分け

アグラオネマ・ピクタムは、長く育てていると根元で株が増えます。株分けをする際、細かく分けると生育が悪くなるため、2~3株を目安に1鉢にまとめるのがおすすめです。

適期は植え替え同様、5月~7月が目安です。古い土を1/3程度落とし、ハサミを使って株を分けます。手で無理にほぐして分けるのは、根を傷めるため避けましょう。分けた株は、それぞれ新しい鉢と土に植え付けます。株分け後は明るい日陰に置き、こまめに葉水をあげながら根付くまで様子を見ましょう。

水挿しでの増やし方

アグラオネマ・ピクタムは、茎を切り取り、水につけておくことで根が出ます。根が充分に増えてから鉢植えに移す方法も簡単でおすすめです。挿し穂として、茎を10cmほど切り取り、発根するまで水に挿しておくだけです。

水挿しのままで育てることも可能ですが、長く水に挿していた株は、土への植え替え時に茎から水分がたくさん吸えなくなっているため、枯れやすくなる可能性があります。発根後は、早めに鉢植えへ移した方が安心です。

肥料

肥料は、5~10月頃を目安に、即効性のある液体肥料を10日に1回程度の割合であげるようにします。鉢の縁に置く緩効性肥料も使えます。肥料は、鉢の大きさに合わせた適量を守って与えるようにしましょう。冬場の肥料はいっさい必要ありません。

日々のお手入れ

育てていると、下葉が黄色く枯れてくることがあります。枯れた葉は、株元からハサミで切り取るようにしましょう。

まとめ

アグラオネマ・ピクタムは、フラワーショップに入荷すると売れるのも早いようです。購入したい場合は、ネットのショップをこまめにチェックするのがおすすめです。じかに見て購入できないデメリットは気になるかもしれませんが、お部屋になじめばしっかりと大きく育てることが出来るので、さほど心配しなくていいかもしれません。

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