「裏切り」の花言葉を持つ植物

花言葉には、前向きで素敵な表現だけではなく、少し怖いと感じるものも多くあります。それらはたいてい、悲しい出来事に由来しています。怖い花言葉の中から、「裏切り」の意味を持つものを集めてみました。

目次

花言葉「裏切り」の花たち

ゲッケイジュ(月桂樹)

花の時期:4~5月

色バリエーション:黄・白

お料理に使うローリエとして馴染みのあるゲッケイジュ。雌雄の木があり、雄は白い花、雌には黄色い花がつきます。

ゲッケイジュの花には、「裏切り」「不信」「不義」の花言葉があります。これらは、“黄色は不吉で忌むべき色”とする、キリスト教ベースの解釈に由来します。キリストはユダに裏切られ、処刑されることになりました。最後の晩餐の際にユダが着ていた服の色だったため、西洋では、黄色にネガティブなイメージがついてまわるようになったようです。

ハナズオウ(花蘇芳)

花の時期:4月

色バリエーション:白・ピンク・紫

まっすぐに伸びた枝先を染めるように花をつけるハナズオウ。中国原産のハナズオウと、南欧~西南アジアに自生するセイヨウハナズオウがあります。

ハナズオウの花言葉は、「裏切り」「不信仰」。こちらもキリスト教のユダに由来します。イエスの処刑後、ユダはハナズオウのそばで自害しました。木で首を吊ったともいわれています。そのため、セイヨウハナズオウには「ユダの木」の別名がつけられています。

他の花言葉に、「反逆」「疑惑」「人のおだてに乗りやすい」「裏切りのもたらす死」「エゴイズム」と、ユダにまつわる言葉が連なります。

エリカ

花の時期:冬~春(種による)

エリカの色バリエーション:赤・ピンク・オレンジ・白・黄

スズランに似た、小さなベル状の花を茂らせるエリカ。花の形が丸いものや細長い筒状になった種類もあります。エリカは、別名ヒース(Heath:荒野の意味)とも呼ばれています。

エリカの花言葉は、「裏切り」「孤独」「寂しさ」。ヨーロッパでは、荒れた土地を覆うようにエリカが自生しています。その風景は心が冷え切るほど寂しげに見えることからついた花言葉だと言われています。花が大地を覆う様子は美しく、日本人の解釈とは異なりそうな印象です。

ムシトリナデシコ(虫取撫子)

花の時期:5~7月

色バリエーション:ピンク・白

ナデシコの仲間で、小さく可憐な花をたくさんつけるムシトリナデシコ。茎の上部から粘液を分泌し、虫をつかまえる性質からついた名前です。

花言葉は「罠」「未練」。英語での花言葉も「snare(罠)」と共通です。白いムシトリナデシコには「裏切り」という言葉もあります。虫を惹きつけてだまし捕らえることからついた花言葉だといわれています。

ダリア

花の時期:6~11月(真夏は咲きにくい)

色バリエーション:赤・ピンク・オレンジ・白・黄・紫

こぶし大の大ぶりの花を咲かせる、華やかなダリア。1輪でも存在感は抜群です。

ダリアの花言葉は、「華麗」「優雅」「気品」の他、「裏切り」「移り気」「不安定」という言葉がつけられています。「裏切り」という花言葉は、フランス皇帝ナポレオンの妻・ジョセフィーヌ皇后がダリアを溺愛していたエピソードに由来します。ダリアの美しさを独占していたジョセフィーヌでしたが、ある貴族の女性に球根を盗まれてしまったのを機に、ダリアに飽きてしまいました。「裏切り」「移り気」はこの逸話に由来するものだといわれています。

「裏切り」に類似する花言葉の植物

クロッカス …「裏切らないで」

花の時期:2~4月・10~11月

色バリエーション:紫・黄・白

ギリシャ神話に登場する恋人たちの逸話に由来した花言葉です。想い合っていた2人でしたが、神々に結婚を許されず、絶望した青年は自害してしまいます。2人を憐れんだ花の女神・フローラは、自害した青年をクロッカスの花に、嘆き悲しむ娘をスミラックス(サルトリイバラ)の姿に変えたといわれています。

オキナグサ …「裏切りの恋」

花の時期:4~5月

色バリエーション:赤紫

オキナグサは野山や林に自生する野草です。花の後に出来る種には白く長い毛がつくことから、花の名前がつけられました。同様の理由でネコグサという別名も持っています。

オキナグサの花言葉は、花の咲く姿にちなんでいます。うつむいて咲く姿から「告げられぬ恋」「清純な心」「何も求めない」。当初はうつむいていたのに、盛りを過ぎると花が上向きになることから「裏切りの恋」という花言葉がつけられました。

アザミ …「復讐」「報復」

花の時期:4~10月

色バリエーション:ピンク・白・紫

トゲトゲした様子の花と、鮮やかな花の色が特徴的なアザミ。一見すると怖い花言葉は、スコットランドとノルウェーが戦争をしていた頃に由来しています。スコットランドを攻め落とそうと、ノルウェー軍は夜襲を仕掛けます。気づかれないように靴を脱ぎ、裸足で攻め入ろうとしたところ、アザミを踏んでトゲが刺さった兵士がうっかり声をあげてしまい、スコットランドに気づかれてしまうのです。アザミのおかげで国を守ることが出来たため、スコットランドの国花にアザミが掲げられています。

まとめ

「裏切り」という花言葉は、それぞれ歴史や言い伝えがベースになっています。花言葉はかならず、ネガティブな言葉とポジティブな言葉が一緒に存在しています。良い方の意味にも、ぜひ注目してみてくださいね。

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