「幸福の木」の進化版。ドラセナ・ジェレの育て方

別名『幸福の木』として知られるドラセナ。観葉植物の中でも、群を抜いて育てやすいだけでなく、葉色や株姿のバリエーションが多いことでも知られています。流通しているサイズ感も豊富で、置きたい場所に合わせて選べるメリットも魅力のひとつです。なかでも、人気の品種同士をかけ合わせてつくられた「ドラセナ・ジェレ」に注目が集まっています。

目次

ドラセナの基本情報

リュウゼツラン(キジカクシ)科ドラセナ属に分類される常緑多年草の1種で、原産は熱帯アジア・アフリカです。シャープで都会的な印象を与える細長い葉を持つものが一般的ですが、葉の付き方や色合いなど、印象の異なった株姿の品種が多々あります。観葉植物として出回っているドラセナは、約50種とかなり多い上、新しい品種もつくられつづけている人気植物です。

ドラセナの中で有名なのが、「ドラセナ・マッサンゲアナ」です。いわゆる「幸福の木」として販売されているものの多くが、このマッサンゲアナを指しています。

ドラセナ・ジェレは、ドラセナ・マッサンゲアナと、同じくリュウゼツラン科に分類されるユッカ(別名:青年の木)をかけ合わせて生まれた、新しい品種のドラセナです。

正式名称は、ドラセナ・ステウドネリ・ジェレ。人気観葉植物同士の特徴をそれぞれ受けついだ丈夫な性質と、美しい葉色が魅力的な植物です。濃いグリーンの地に、明るいライムグリーンのラインが刷毛ではいたように浮き出し、幹はがっしりと丈夫で、模様のように節が入ります。流通量はまだ少ない品種で、店頭に並ぶことはあまりないようです。

ドラセナ全般に共通する花言葉は「幸福」。ドラセナ・ジェレには、「幸せな恋」「永遠の愛」「隠し切れない幸せ」など、明るい意味合いの花言葉がつけられています。

ドラセナ・ジェレの育て方

日当たりと環境

明るい場所を好む観葉植物です。日に当たることで、葉の発色がよくなります。耐陰性があるため、半日陰でも育ちますが、日照不足になると葉や茎が弱々しくなる可能性があるため、適度に日に当ててあげるようにしましょう。

直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうので、日差しの強い季節は、レースなど薄手のカーテン越しに日の光が差し込むような場所に置いてあげてください。

耐寒性はやや強く、冬場でも5℃以上であれば問題なく越冬出来ます。

水やり

乾燥に強い性質を持つため、通年乾かし気味に育てるようにしましょう。生育期である5~9月は、水をよく吸って生長します。水やりは、土が完全に乾いてからたっぷりとあげるようにしましょう。葉が垂れてきたら水切れのサインです。

室温が10℃を下回る季節は、水をあまり吸い上げなくなるため、水やりの頻度を落としましょう。土が完全に乾いてから数日後にたっぷりあげるようにしてください。受け皿に水が溜まっていると通気性が悪くなり、根腐れを招くため、必ず捨てるようにしましょう。

葉の手入れ

幅広い葉が魅力的な植物ですが、育てていると埃がつもり、色つやがくすむようになります。霧吹きで葉水をして乾燥を防ぎながら、たまに柔らかい布で葉の表面をふき取ってあげるようにしましょう。積もった埃を取り除いてあげると、葉が呼吸しやすくなるため、きれいな葉色に戻ります。

切り戻し

長く育てていると葉が増えたり大きくなったりして、樹形が崩れやすくなります。見た目が悪くなるだけでなく、風通しが悪くなり、害虫や病気発生の要因につながることもあります。適宜余分な葉や枝を剪定してあげると、生長の助けになります。

剪定の適期は、株が弱りにくく回復しやすい5~7月頃がおすすめです。

増やし方

最もポピュラーな増やし方は挿し木です。剪定した枝や茎を挿し穂として使いましょう。

枝を使う場合は、新しく用意した観葉植物用の土にそのまま挿します。茎を使う場合は、新芽の付いている茎を10cmほどに切ってバーミキュライトに挿します。

土に挿した後は、乾かさないように日陰で様子を見ましょう。1ヶ月ほどで発根し、新しい芽が出てきますので、1つずつ鉢に植え替えてあげてください。

また、ドラセナ・ジェレは水挿しでも育てられます。水に切った茎を挿しておくと発根します。水はにごらないよう、出来れば毎日交換しましょう。根がしっかりと出たら、ハイドロカルチャーで楽しむのもひとつです。

ハイドロカルチャーは、ハイドロボールなどの人工培土を使って観葉植物を育てる水耕栽培です。生長はゆるやかになりますが、土を使わず衛生的に育てられるため、キッチンや水回りに置いて育てるのに向いています。

植え替え

長く育てていると、鉢の中で根が張って詰まり、生長がさまたげられるようになります。2年に1回程度、一回り大きい鉢に植え替えてあげるようにしましょう。植え替えは、生長期の5~9月頃がおすすめです。

植え替える際は、株元から古い土を優しく落とし、新しい土に入れ替えるようにしましょう。根が伸びすぎて詰まっていたら、半分程度に切り詰めます。植え替え後はたっぷりと水やりをし、風通しのいい日陰に置いて様子を見ましょう。

まとめ

たっぷりの細長い葉が上向きに茂るドラセナ・ジェレ。シャープな印象とおおらかさが内在した、安心感のある外観が素敵な観葉植物です。大きな鉢で、シンボルツリーとしてリビングで育てるのもおすすめですよ。

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