観葉植物への適度な水やりのタイミングに悩んだことはありませんか?
実は植物を枯らす最も多い原因として、水やりの失敗1番多いのです。ちょうどいい水やりは、慣れるまでなかなか難しいものがあります。
水やりのタイミングはなかなか難しいものがあります。そこでこの記事では、水やりのタイミングを教えてくれる水やりチェッカーサスティ―の使い方を観葉植物初心者向けに解説していきます。
適度な水やりの難しさ
植物の水のあげ方について調べていると、いろんな表現に当たります。
適度な水やり、乾かし気味に育てる、あげ過ぎに注意、などなど…。「水やり3年」という言葉があるくらい、植物に合わせて水をあげたり控えたりするのは、シンプルなようで実は難しい。失敗を何度もくりかえして体得する感覚でもあります。
その感覚を人に伝えるのもやっぱり難しかったりします。伝える側も表現に工夫をこらそうとして、言葉の組み合わせを探っているわけです。
水やりのタイミングを教えてくれる水やりチェッカー
「今は水が足りているので要らないです」
「水が欲しいです」
こんな風に、植木鉢が水やりのタイミングを教えてくれたらいいのに、と思いませんか。
サスティー(SUSTEE)という、水やりチェッカーがそれを叶えてくれます。目に見えない鉢の中の水分量を認識し、水やりが必要なタイミングがきたら、色の変化で教えてくれる画期的なアイテムです。
サスティーは、ボールペンサイズのコンパクトな水分計です。面倒な設定は何もいりません。ただ植木鉢の土に刺して使うだけ。
本体には小窓があり、水分量で色が変わるリフィルが入っています。鉢に充分な水分があるときはブルー、水分がなくなったら白と、リフィルが変色して視覚的に教えてくれるのです。はかりの類ではありますが、電気を使わないので電池も充電も不要です。
土を使った植木鉢だけでなく、水耕栽培のハイドロカルチャーにも使えます。ハイドロカルチャーは、陶器など中が見えない容器を使っていると、水やりのタイミングがわかりづらいのが難点。つい水をあげすぎてしまい、根腐れを起こして枯らせてしまうことも。容器内の状態を確かめなくても、適切な水やりのタイミングをすぐ知ることが出来るのでとても便利です。
サスティーのカラー展開は、ホワイトとグリーンの2色。外観を損なわず、植物になじみやすいシンプルなデザインは、過去にグッドデザイン賞を受賞しています。
なぜ水分量がわかるのか?
植物の根は、水がなくなり乾燥を感じたときに生長するという特性を持っています。それは、水分を欲しているときほど、吸収力が強くなるということ。これらの特徴を利用してつくられたのがサスティーです。
サスティーは、根が乾燥を察知し、しおれる手前まで来たときにリフィルの色が変わるように設計されています。植物の空腹度=pF値(有効水分域)を取り入れた、世界初の家庭用水分計として注目を集めています。
サスティーの使い方
サイズを選ぶ
サスティーは3サイズ展開です。使いたい鉢の大きさに合わせて、サイズを選びます。
S …2〜3号鉢(鉢の直径6〜9cm)
M …3.5〜6号鉢(鉢の直径10.5〜18cm)
L …6〜12号鉢(鉢の直径18〜36cm)
土の表面に挿す
先端部には▼▲の印がついています。土の表面が、矢印のあいだに来るように差し込みます。
挿す位置は、植物の20cm以内が目安です。
水やり
鉢に水をあげます。水は、底穴から水があふれてくるまでたっぷりとあげるようにしましょう。少なすぎると色が変わらないことがあります。リフィルがブルーに変われば正常に働いている印です。
色がブルーに変化するまで、やや時間がかかります。水やり後20~30分程待って、リフィルの色を確認しましょう。
白く変わったら次の水やりのサイン
リフィルが白く戻ったら、水をあげるタイミングです。
ブルーになっている場合、水やりは不要です。
気温の高い夏場は、水分の蒸発が早いため、比較的早く白くなります。気温が低く、植物が休眠期に入る冬場は、青い状態が数日間つづきます。
※リフィルの交換時
サスティーのリフィルは消耗品です。自然由来の繊維でつくられているため、くりかえし使用するうち、土中の微生物によって分解されてなくなっていきます。水をあげても青くならなくなったら交換時期です。土の環境にもよりますが、目安は半年~9ヶ月程になります。
水やりしてもサスティーの色が変わらないとき
水分が吸えなくなっている可能性
土に挿し込んだ先端から、サスティーは吸水してpF値を測ります。ここが、土や根でふさがれていると、水を吸い込めないため色が変化しません。少し土をほぐすようにして挿し直してみましょう。
水はけがよすぎる
粒が荒く、水はけがよすぎる土質だと、サスティーが感知する前に水がはけきってしまうため、色が変わりません。水やりの際、サスティーの根元にも水をかけてあげるようにしましょう。
まとめ
水やりが苦手、過去に枯らした経験がある、等、植物を置きたくても育てられるか心配だという方も多いのではないでしょうか。
サスティーを使うと、水やりが必要な目安を教えてくれるので心強いです。
お気に入りの鉢を見つけたら、一緒にサスティーを使ってみてはいかがでしょうか。