フィロデンドロンの魅力とは?育て方や人気の種類をご紹介

同じ名前を持ちながら、葉の付き方や形に幅広いバリエーションを持つ観葉植物、フィロデンドロン。並んでいても、違う種類の植物だと思ってしまうかも。豊富な種類とその魅力にせまっていきましょう。

目次

基本情報

「フィロン(Phileo:愛する)」「デンドロン(dendron:木)」、2つのギリシア語が由来しているフィロデンドロン。「樹木を愛する」という名前の通り、仲間の多くは気根を伸ばして他の樹木にからみつき、たくましく生長していく性質を持っています。

葉の形や樹形にバリエーションがあるのは、フィロデンドロンが「つる性」と「直立性」のものに分かれているのも理由のひとつ。つるを伸ばす品種は鉢植えやハンギング、直立性のものは見栄えのする背の高い鉢物として、いずれも数多く流通しています。丈夫な性質で順応性も高いことから、初心者の方でも育てやすいと人気のある観葉植物です。

フィロデンドロンの花

花言葉は、「壮大な美」「華やかな明るさ」です。

フィロデンドロンは、サトイモ科特有の仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる花をつけます。まっすぐ伸びる茎の先に、小さな花と、それを包み込むように大きなガクをつけます。あでやかさはありませんが、静かで美しい様子の花です。残念ながらフィロデンドロンの開花は1日のみと短いうえ、亜熱帯のような気候でないと見ることは難しいようです。

フィロデンドロンの種類

では、つる性と直立性、フィロデンドロンにはどのような種類の仲間がいるのでしょうか。

つる性

フィロデンドロン・インベ(シルバーメタル)

シルバーグリーンと称される明るい緑の葉を持つフィロデンドロン・インベ。細長く丸みを帯びた葉をつけ、気根を生やしつるを伸ばします。葉の色が異なる「クロインベ」「アカインベ」という種類も。小さなトレリスなどで支えながら育てるときれいな形を保てます。

フィロデンドロン・オキシカルディウム(ヒメカズラ)

小さなハート型の葉が可愛らしいオキシカルディウム。ヒメカズラの名前でも知られています。葉はやや肉厚で光沢があります。小型な種類で、ハンギングや、支柱を立てたヘゴ仕立てで出回ることが多いです。明るい黄緑色の葉を持つ「ライム」や、葉に斑の入る「ブラジル」「バリエガツム」という種類もあります。

ピンク・プリンセス

大きな葉に、太い刷毛ではいたようにピンク色の斑が不規則に入るピンク・プリンセス。紫がかった緑の葉と、明るいピンクのコントラストが美しい品種です。全体的に華やかな印象があり、茎や気根は赤みの強い色をしています。低い草丈で生長するため、ミニ鉢としてよく流通しています。

直立性

フィロデンドロン・セローム(ビピンナティフィドゥム)

ぎざぎざと切れ込みの入った葉と、まっすぐに立ち上がる茎が特徴的なセローム。大きく広がる葉の形がヒトデのように見えることから、ヒトデカズラの和名を持ちます。深型の鉢に入れるとスタイリッシュさが際立つ、人気の品種です。

クッカバラ(オージー)

羽根のような切れ込みの入った葉をたくさんつけるクッカバラ。葉の大きさはセロームより小さめですが、つける葉の数は多め。クッカバラとは、ワライカワセミを指します。広がる葉が、翼を広げたように見えることからつけられたものだといわれています。

フィロデンドロン・ギガンテウム

葉が、くしゃくしゃと縮れて広がるギガンテウム。緑単色の他、白く斑が入った種類もあります。他の種類にくらべてやや生長がゆるやかです。ダイナミックな見た目ですが、樹形がくずれにくく、美しさを保ちやすい品種です。

フィロデンドロンの育て方/環境

日当たり

明るい場所を好みます。耐陰性はありますが、日差しの強い真夏は半日陰、それ以外の季節は薄手のカーテン越しに光が当たる場所に置いてあげると、間延びせず丈夫な株に育ちます。春から秋は屋外でもよく育ちます。強い日差しは、葉焼けを起こしてしまうため注意しましょう。

温度

暑さには比較的強いですが、寒さには弱いです。最低5℃あれば冬越しが出来るため、冬場は暖かい室内に置いてあげましょう。エアコンの風が当たると極度の乾燥を招いてしまうため、置く場所には注意が必要です。

水やり

生長期(春~秋)は、鉢土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えます。冬は、生長がゆるやかになるため、土がしっかり乾いてからあげるようにしましょう。

湿潤を好むため、葉水(はみず)は1日1回してあげるのがおすすめです。葉の表裏が湿るくらいたっぷりあげるようにしましょう。

増やし方

つる性

つるを15cm前後切り、先端の葉を数枚残して、他の葉は切り落とします。

水はけのいい用土(パーライト・バーミキュライト同量をブレンド)に挿し、土が乾かないように気をつけながら、風通しのいい明るい日陰で管理します。根が出るまで、2週間前後かかります。

1ヶ月程待ち、根が充分に出たら、園芸用土に植え替えをしましょう。

水に挿したまま発根させる方法も可能です。

直立性

茎を付け根から切り取り、ミズゴケを巻きつけます。つる性と同様に、水はけのいい用土に挿し、根が出るまで様子を見ます。根がなく充分吸水出来ないため、葉水はこまめにしてあげましょう。個体差はありますが、根がたくさん出てきたら1ヶ月程で園芸用土に植え替えをします。

まとめ

エキゾチックな魅力を持つもの、明るい葉の色を楽しめるもの。緑、ライムグリーン、シルバーグリーン。繊細なもの、ダイナミックなもの。フィロデンドロンは、見た目の違いを楽しめる観葉植物です。育てやすさは変わりませんので、並べて育ててみるのも楽しいかもしれません。

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