家の中で、トイレは風水上、悪い気が溜まりやすい場所だといわれています。毎日使う場所だからこそ、心地よく過ごしたい。トイレに観葉植物を飾って、より落ち着ける空間に整えてみるのはいかがでしょう。植物を置くことは、インテリア性を高めるだけでなく、もっと大きな効果が期待できるのです。
トイレに観葉植物を置くメリット
風水において、トイレは“不浄の場所”と位置付けられ、最も気がよどみやすい空間だといわれています。“邪気”とも呼ばれる悪い気がたまることで、気の流れが滞り、運気が下がるといわれているのです。
トイレが司る運気は、主に金運と健康運。運気を下げないためには、トイレの空間は常にきれいに保ちつつ、こまめな換気をすることが推奨されています。
ですが、窓のないトイレや、ワンルームのユニットバスの場合、日々換気を心がけるのも難しいですよね。
植物は、風水上では生命力そのもの、「陽」の気を持っているといわれています。観葉植物を置くと、空間の雰囲気が明るくなるだけではありません。悪い気を浄化して陰陽のバランスを整え、気の流れをよくする効果も見込めるのです。
植物を選ぶポイント
トイレという、狭く限られた空間に置く植物を選ぶなら、『耐陰性の高さ』がポイントです。日陰に強い性質の植物であれば、空間照明でも育ってくれます。また、環境になじみやすく、寒さに強いものであればベストです。
トイレに置く観葉植物の場合、可能であれば週1回程度は、明るい室内に移動させて自然光に触れる機会をつくってあげるのがおすすめです。その際、季節は問わず直射日光が当たる場所は避けるようにしましょう。日陰に慣れた観葉植物は、強い日光で葉焼けする可能性があります。葉焼けして変色した葉は元に戻らないため、薄手のカーテンなどで光の強さを調整してあげるようにしてください。
トイレにおすすめの観葉植物
ポトス
つややかな緑色の葉がみずみずしいポトス。耐陰性に優れているだけでなく、場所を選ばずよく育つ植物なので、窓のない空間でも安心です。
ポトスは、魔除け・厄除け効果、家庭運アップの力があるといわれている植物です。照明が暗い場合、週に何度か明るい室内に移してリフレッシュさせてあげましょう。
アイビー
寒さに強い性質を持ち、グラウンドカバーとしても用いられるアイビー。環境への順応性が高く、通年きれいな緑を保ってくれる植物です。アイビーを置くことで、対人運、恋愛運アップが期待できると言われています。生長すると、ツルが伸びて、葉がやわらかく垂れ下がります。ハンギングに仕立てて吊るすのも、省スペースならではの飾り方が出来るのでおすすめです。
サンスベリア(トラノオ)
剣のようにとがった葉をまっすぐに伸ばすサンスベリア。空気清浄効果の高いエコプラントとしても知られています。水切れしにくい丈夫な性質で、育てやすいというメリットも。横に広がらない上、高さがあるので、せまい場所や床への直置きに向いています。
また、とがった葉には、悪い気をはらう効果があるとされています。サンスベリアは、気が滞りがちなトイレや玄関にもおすすめです。
多肉植物
個性的な形の多い多肉植物。植物のフォルムや雰囲気と、選ぶ鉢の組み合わせで、バリエーションは無限大。好みのインテリアや雰囲気に合わせて選んでみるのがおすすめです。
つい水やりを忘れてしまっても、多肉植物は体内に水分をためこんでおく性質があるため、すぐ枯れることがなく安心です。手間をかけすぎない方が上手に育てられるのも嬉しいポイント。小さな鉢を並べて飾るのもかわいらしいです。
シンゴニウム
丸みを持った矢じり型の葉を茂らせるシンゴニウム。直射日光に弱いため、日陰で育てるのに適した観葉植物です。明るいグリーンの地に、白く斑(ふ)が入るものがよく知られています。中には、赤系の色味が加わったカラーリーフもあるので、お好みで選んでみましょう。
室内照明でも生長しますが、葉が間延びするようであれば、定期的に自然光の入る空間へ移して様子をみるようにしてください。
入れ物にも気を配って
風水では、自然素材のものがより運気アップに効果的だといわれています。植物を置く場合、プラスチック鉢はなるべく避けるようにしましょう。プラスチック製の鉢を置く際は、麻袋や籐で出来た鉢カバーなどで覆ってあげるのも効果的。鉢は、陶器やガラス製がおすすめです。
また、小さめのグラスやガラス容器に植物を挿し、水耕栽培として飾ってみるのも、素敵なインテリアアイテムになります。
まとめ
トイレは空間が狭い分、ひとつ観葉植物を置くだけでおしゃれな雰囲気に変わります。きれいな観葉植物を置くことで、空間もきれいに保とうという意識が生まれるのも不思議です。毎日使う場所だからこそ、良い気を取り込めるように工夫してみましょう。使えば使うほど運気が上がるトイレになったら素晴らしいですよね。
